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A Brief History of the World01

 

■ A Brief History of the World
歴史上に登場した文明を使い覇権を争うボードゲーム。ゲーム終了時に最も多くのゴールドを獲得していたプレイヤーの勝ち。

 

歴史上に登場した文明を使い覇権を争うボードゲームです。紀元前から現代まで、さまざまな時代で登場した帝国を担当し、勢力を広げていきます。1つの時代で各プレイヤーは1つの帝国を担当します。マップ上に帝国の軍隊を配置し土地を征服していきます。各地域ごとに価値が決まっていて、征服した状態により得点が決まります。時代が変わるごとに地域ごとの価値も変わり、また担当する帝国も変わります。6つの時代が終わったとき、最も多くのゴールドを獲得していたプレイヤーが勝者となります。

実際にあった文明や帝国をプレイして、まさに人類の歴史そのものを体験できるというボードゲームです。

 

そんな「A Brief History of the World/ブリーフ・ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」の iPhone / iPod touch / iPad 版です。

A Brief History of the World02

 

 

A Brief History of the World20

 

これは人類の歴史上に登場したさまざまな帝国を使い、土地を獲得して得点を稼いでいくというボードゲームです。

下にあるのがゲームで使う「世界地図」です。

かなりいびつな形をしていますが、左下がアフリカ、左上が南米、アメリカ、右上が日本です。紀元前から歴史を再現していくこのゲームでは、アメリカ大陸は最後に重要になる大陸なのでこんな配置になっています。

A Brief History of the World09

 

ゲームでは6つの時代を順にプレイします。

プレイヤーはそれぞれの時代に登場する帝国の中から1つを担当してプレイします。

A Brief History of the World08

 

各帝国はそれぞれ軍隊を持っています。この軍隊を土地のマスに置いていきます。色のついた地域には点数がついていて、軍隊を置くことで地域の点数が貰えます。

A Brief History of the World12

 

時代が変わると地域ごとの重要さも変化し点数も変わります。ですから獲得できる点数も変化するわけですね。

A Brief History of the World14

 

つまりこのゲームは、自分の軍隊を土地に置いて点数を獲得するという陣取りゲームです。

時代ごとにこのような手順をプレイしていきますが、最後の「ゴールドの獲得」の部分は勝手に計算してやってくれるので、実際は「カードを選んで軍隊コマを置く」それだけです。

細かいルールが多いですが難しいことはありません。

A Brief History of the World10

 

ゲーム画面はこのようになっています。上がプレイヤー名で、中央が世界地図です。右に並んでいるのが帝国カードです。

左上は時代です。「紀元前2500-1200」を示しています。「BCE」は「Before Common Era」の略です。以前は「B.C.(Before Christ)」が紀元前でしたが、宗教的な配慮から最近は「BCE」が使われることが多いです。

A Brief History of the World24

 

カードは2種類、「帝国カード」と「イベントカード」です。

帝国カードの右上は軍隊数、中央にあるのが帝国の名前と、首都の名前です。カードによっては特殊な効果がついているものもあります。

イベントカードは上にカード名、中央がカードの効果、右下がカードを使用するときのコストとなっています。

A Brief History of the World25

 

まずは最初の時代です。

各プレイヤーは新しい時代になるたびに「1:好きな帝国を選択」「2:自分の帝国の拡大」「3:ゴールドを獲得」を順番に行っていきます。

最初は「1:好きな帝国を選択」です。始まると「帝国カード」と「イベントカード」がプレイヤーの数だけめくられて右側に表示されます。いまは3人プレイですから3枚ですね。

めくられたカードから各プレイヤーは帝国カードとイベントカードを1枚ずつ取っていきます。

A Brief History of the World29

 

画面の上のプレイヤー名の下にあるのが「獲得ゴールド数」です。このゴールド数が最終的な得点となります。

A Brief History of the World26

 

「帝国カード」の選び方にルールがあって、帝国カードは「獲得ゴールドの1番少ないプレイヤー」から1枚ずつ選んでいくことになっています。

この場合は、ゴールドの数が「3-1-2」となっていますから1番少ない赤いプレイヤーからカードを取ります。そして最初のプレイヤーが1枚選んだら、今度は2番目のプレイヤーは残りの2枚から好きなものを選びます。最後のプレイヤーは残り1枚を自動的に受け取ります。

点数の低いプレイヤーから好きなカードを選んでいけるというわけですね。ドラフトのような感じです。

A Brief History of the World27

 

同じように「イベントカード」も取っていくのですが、イベントカードは帝国カードとは逆に「獲得ゴールドの1番多いプレイヤー」から1枚ずつ選んでいきます。

この帝国カード、イベントカードは強いものは普通に強く、例えば途中で出てくる「ローマ帝国」なんていうのはその時代に圧倒的な強さを誇るわけです。ですからそのようなカードをちゃんと取れるかというのも重要になるのです。

A Brief History of the World28

 

今回の帝国カードの1枚目は「シュメール文明」です。

A Brief History of the World30

 

2枚目は「ミノア文明」です。

A Brief History of the World31

 

3枚目は「インダス文明」です。

それぞれ軍隊は2つずつですね。まだ紀元前ですからそんなに強大な軍隊はどこも持っていません。

この中から好きなものを1枚選び、カードの右下のチェックマークをタップします。

A Brief History of the World32

 

今回はこのシュメールを選びました。

次のプレイヤーが「ミノア」「インダス」のどちらかから1枚を選び、最後のプレイヤーが残りの1枚を受け取ります。

A Brief History of the World33

 

同じやり方でイベントカードを1枚ずつ選んでいきます。

プレイヤーは、それぞれの時代の最初にこのように、「帝国カード1枚」「イベントカード1枚」を1枚ずつ選び、受け取ります。

A Brief History of the World35

 

全員がカードを受け取ったら、「2:自分の帝国の拡大」になります。それぞれのプレイヤーが自分の帝国の軍隊をマップに置いていきます。

最初に、自分が選んだ帝国がマップ上に出来上がります。帝国カードの右上には数字が書いてあり、これが自分の帝国の軍隊の数です。

画面の右側にその軍隊の数が表示されます。このシュメールは「2」ですね。

A Brief History of the World38

 

そしてすぐに帝国カードに書かれている土地の場所に、帝国の「首都」が出来上がります。ここが帝国を拡大するためのスタート地点となります。首都の土地には軍隊が1つ移動します。

シュメールの首都は「LOWER TIGRIS」です。その場所に首都が出来上がり、軍隊が1つ移動しました。ここまでは自動的に行われるので、自分で何かをする必要はありません。

A Brief History of the World40

 

自分の帝国を拡大するには、土地に軍隊を置いていきます。このとき新たに自分の帝国の軍隊を置くことが出来るのは、すでに置いてある自分の軍隊と「隣接している土地」のみです。

軍隊を置くときは、右側の軍隊から置きたい土地までドラッグをします。

A Brief History of the World44

 

軍隊の数がゼロになりましたね。これで終わりです。簡単ですね。

終わったら右下の砂時計のアイコンをタップし終了をします。左の矢印をタップするとやり直しが出来ます。

A Brief History of the World46

 

最後に「3:ゴールドを獲得」です。土地に軍隊を置くとその地域からゴールド(点数)を獲得できます。

色分けされた各地域には「1~3」の価値が設定されていて、そこに軍隊を置くとゴールドを獲得できます。下の状態だとこれで茶色の地域から6ゴールドを獲得できます。

本当は点数のルールはもう少し複雑で、この場合は軍隊「2個で6ゴールド」ではなく3の「2倍で6ゴールド」なんですが、いまはここはとりあえず「土地に軍隊を1個でも置いたらその地域から得点がもらえる」とでも思っておいてください。

A Brief History of the World47

 

これで「2:自分の帝国の拡大」「3:ゴールドを獲得」が終わりになります。そうすると次のプレイヤーの番になり、同じように「自分の帝国の拡大」と「ゴールドを獲得」をプレイしていきます。

A Brief History of the World53

 

帝国カードには、このような「海軍」のマークがついていることがあります。海軍のマークがあるときは、帝国がマップ上に出来上がる際に首都と一緒に海軍も配置されます。配置される海は首都名の下に表示されています。

ここでは「Mediterranean Sea(地中海)」となっているので、地中海に三角の海軍のマークがつきます。

A Brief History of the World52

 

通常、自分の帝国の軍隊を配置するときは、自分の土地に隣接していなければいけませんが、海軍があれば海を使って進軍していくことが出来ます。

この「ミノア文明」の場合、「クレタ島」が首都です。地中海の海軍を使って、周囲の大陸の土地全てに移動していくことが出来ます。

A Brief History of the World55

 

軍隊は同じ色の地域しか拡大できない、というようなことはありません。自分の軍隊のある土地に隣接してさえいれば拡大していくことが出来ます。

A Brief History of the World56

 

もし違う地域に軍隊を置いた場合は、なんとその両方の地域からゴールドを獲得できます。茶色の地域に1つ軍隊を置けばそこから3ゴールド、ピンクの地域に1つ軍隊を置けば2ゴールド、合計5ゴールドを獲得できます。

1つの地域だけでなく、たくさんの地域に軍隊を置けばそれだけ得点が増えるというわけです。

A Brief History of the World59

 

全てのプレイヤーが自分の軍隊を置き終わったら1つの時代が終了します。

そして「2つ目の時代がスタート」します。

A Brief History of the World198

 

ここでマップの地域の点数が変更されます。時代が進むと重要な地域が変わっていくわけですね。

A Brief History of the World65

 

2つ目の時代でも、やることは最初の時代の「1:好きな帝国を選択」「2:自分の帝国の拡大」「3:ゴールドを獲得」と同じです。

重要なポイントは「時代が変わればまた新しい帝国を選択する」ということです。

時代が変わるたびに帝国カード1枚とイベントカード1枚を取ります。カードの選び方も全く同じで「帝国カードは獲得ゴールドの1番少ないプレイヤー」から1枚ずつ選んでいく」のです。

しかし最初の時代でゴールドを獲得しましたら、その獲得状況によってカードを取る順番が変わります。獲得ゴールド数によりプレイする順番が時代ごとに変わるのです。

A Brief History of the World66

 

さてこのように2つ目の時代が始まるわけですが、それでは最初の時代で使った帝国はどうなるのでしょう?

A Brief History of the World67

 

実は前時代の帝国は「衰退」してしまいます。軍隊のマークがしゃがんでいますね。

帝国が衰退しても影響力だけは残りますから、このまま得点は獲得できます。しかしこれらの土地から続けて拡大していくということは出来ません。

A Brief History of the World68

 

今度はこの「古代ギリシア」という帝国カードを選びました。軍隊数は「5」です。先ほどよりも増えていますね。首都は「ピンドス」です。

ところがその首都の土地に前時代の帝国(ミノア文明)の軍隊が残っていますね。

A Brief History of the World72

 

このような場合は問答無用でその土地に新たな帝国の首都が誕生します。前時代の衰退した帝国の軍隊は綺麗さっぱりなくなります。

時代が変われば新しい帝国が次々と興っていくのです。

A Brief History of the World74

 

古代ギリシアの軍隊は「5」です。海軍も地中海に展開していますからどこにでも行けます。ここで上の土地に軍隊をドラッグしてみましょう。

このように帝国を拡大するとき、他プレイヤーの軍隊がいる土地に自分の軍隊を置くと「侵略」となります。

侵略をした場合、そこで「戦争」になります。

A Brief History of the World76

A Brief History of the World79

 

戦い自体は「サイコロを振って大きい目のほうが勝ち」という単純なものです。

基本的には侵略側が「サイコロ2個」、防御側が「サイコロ1個」を振ります。今回は海からの侵略なのでペナルティとしてサイコロが1個減っています。

A Brief History of the World80

 

振って出た最高値のサイコロ1個同士の数値を比べます。そして大きいほうが勝ちです。

A Brief History of the World82

 

残念。

侵略側「1」、防御側「3」で負けました。負けるとその土地を奪い取ることは出来ません。戦闘に負けると軍隊を1失います。

ここでもう1度「Attack!」をタップし戦闘を仕掛けることが出来ます。続けて戦闘を仕掛けた場合は、次のサイコロ目は「+1」されます。このときもまた軍隊は1必要になります。

「x」で侵略自体をやめるということもできます。

A Brief History of the World84

 

出た目は「1」です。しかし「+1」になっているのでサイコロ目は2です。防御側のサイコロ目も「2」、また負けです。続けて侵略をすればサイコロ目がさらに「+1」されます。

A Brief History of the World86

 

サイコロの目は「2」です。補正が「+2」になっているので合計「4」です。防御側のサイコロは「4」です。

また負けました。

A Brief History of the World89

 

3回目です。サイコロ目の補正は「+3」になっています。出た目は「4」なので合計「7」です。防御側の目は「2」。

やっと勝ちました。

A Brief History of the World92

A Brief History of the World94

 

誰もいない土地の場合は、ただ軍隊を置けば自分のものとなりますが、他のプレイヤーの軍隊がいる土地に軍隊を置いた場合は侵略になります。

侵略するときは必ずそのプレイヤーとサイコロの戦闘を行い、勝って初めてその土地が自分のものとなります。

A Brief History of the World96

 

ここで1つ面白いポイントがあります。

侵略では「侵略ポイント」というもので土地を奪います。

もし侵略側サイコロが「2」で防御側サイコロが「1」だった場合、その差「1」が「侵略ポイント」となります。その土地を奪うには「侵略ポイント1」+「そこに置くための自分の帝国の軍隊1」が必要になります。

ところがこのとき獲得した「侵略ポイント」が余る場合があります。

例えば今回の場合、侵略側サイコロは「7」で防御側サイコロは「2」、差は「5」なので「侵略ポイントは5」になります。その土地を奪うのに「侵略ポイント1」を使ったので、残りは「4」ということになりますね。

A Brief History of the World97

 

「侵略ポイント」が残っていた場合、続けて侵略が出来ます。

そんなの普通の侵略と同じじゃないかと思われるかもしれませんが、なんとこのときはサイコロを振る必要がありません。

余った「侵略ポイント」を使って次々と土地を奪っていけるのです。

A Brief History of the World98

 

ただしこのように続けて侵略できる土地には条件があります。まずは当然、その土地と「隣接」していることです。そして「最初の戦闘で勝ったプレイヤーの土地」であることです。

つまりこの場合は隣接している紫のプレイヤーの土地であれば続けて獲得できるというわけですね。そのような土地には相手のプレイヤーの軍隊の上に自分のプレイヤーの軍隊のマークが出ます。

A Brief History of the World100

 

「Anatolia」をサイコロを振らずに紫のプレイヤーから奪い取りました。まだ侵略ポイントは「2」余っていますから、さらに下の土地に進みます。

侵略するときに必要な侵略ポイントは「土地の地形」によって変わります。

「Anatolia」に山のマークがついていますね。このような土地は平野とは違い侵略ポイントが「2」必要になります。山の土地を奪うために侵略した場合はサイコロ目は2以上の差をつけて勝たないといけないということになります。

A Brief History of the World102

 

このようにして自分の軍隊を使い相手の土地を奪っていきます。

侵略するときはサイコロを振ります。相手より大きい目が出たら勝ちです。

侵略ポイントが余っていて隣接する他プレイヤーの土地があった場合はサイコロを振らずに土地を連続して奪い取っていくことができます。

A Brief History of the World105

 

土地の中にこのような「+」のマークがついた場所があります。これは「資源」のマークです。「資源」のマークがある土地を2ヵ所獲得するたびにマップに「モニュメント」を建てることが出来ます。

A Brief History of the World110

 

モニュメントは軍隊の場所に出てきますので、これも軍隊と同じようにドラッグして配置します。

A Brief History of the World112

A Brief History of the World114

 

このモニュメントからはボーナスのゴールドが貰えます。ボーナスは「首都」「都市」「モニュメント」の3つから手に入ります。これらのボーナスの下にゴールドが表示されています。

「ゴールドの獲得」のとき、通常の地域のゴールドに加えて、自分が支配している「首都」「都市」「モニュメント」についているゴールドも一緒に獲得できます。

首都は2ゴールド、都市は1ゴールド、モニュメントは1ゴールドです。

A Brief History of the World202

 

「首都」は最初に帝国を作るときにスタートの土地として自動的に設定されます。

例えばこのように他プレイヤーの首都、モニュメントがある土地に侵略をしたとします。

A Brief History of the World205

 

他プレイヤーの軍隊が支配している首都を侵略して奪った場合、その土地の「首都」は「都市」に格下げになります。

A Brief History of the World206

 

「都市」のある土地に侵略した場合は、その都市は消えてなくなります。首都、都市がある場合はモニュメントは残りますが、モニュメントだけがある土地に侵略した場合はモニュメントは無くなってしまいます。

A Brief History of the World242

 

このように「首都」「都市」「モニュメント」のボーナスを追加する、または奪い取ることで獲得するゴールドを増やすことが出来ます。

A Brief History of the World203

 

画面の軍隊の横にあるのは「砦」です。軍隊1個を使用して、首都や都市、土地の防御を強化することが出来ます。

自分が支配している土地であれば、どこでも砦は作れます。しかし1つの土地には砦は1個しか作ることが出来ません。

A Brief History of the World199

 

砦を作ると防御側のサイコロが1個追加されます。追加されることによりサイコロで大きい目が出るチャンスが増えます。

A Brief History of the World208

A Brief History of the World209

 

プレイヤーは自分の帝国のプレイ中に、手持ちの「イベントカード」を好きなだけ使うことが出来ます。「イベントカード」は2種類あり、いろんなイベント効果を起こすものや帝国のカードもあります。

カードの右下に表示されているのが使用するときのコストです。これはゴールドで支払います。左下に表示されているのがそのカードが使える時代です。黒い字はその時代以降、赤い字はその時代のみとなっています。左側の場合は4番目の時代以降であればいつでも使えます。右の場合は4番目の時代でしか使うことが出来ないカードになります。

A Brief History of the World117

 

これは「BLACK DEATH(ペスト)」というイベントカードです。コストは2ゴールドです。

使えるのは4つ目の時代(西暦450-1200年)以降です。大流行したのは14世紀ですから大体あっていますね。ペストを使うとマップ上の軍隊を3つ取り除くことが出来ます。

A Brief History of the World124

A Brief History of the World125

 

ただしイベントカードは同時に複数枚使用することは出来ません。中にはその時代の間効果が持続するイベントもあります。そのような場合では同時に使うことが出来ません。

ペストのように使ってすぐ終わる効果の場合は、好きなだけ何枚でも連続して使うことが出来ます。

A Brief History of the World127

A Brief History of the World122

 

このように続けていくとやがて「6つ目の時代」になります。やっと日本の帝国カードも出てきました。

A Brief History of the World161

A Brief History of the World162

 

最初に書いた通り、この時代になるとアメリカ大陸の点数も高くなっています。他の時代と同じように「帝国を1つ選択」「自分の帝国の拡大」「ゴールドを獲得」を繰り返します。

A Brief History of the World250

 

そして6つの時代が終わったらそこでゲーム終了、最終的に最もたくさんのゴールドを獲得していたプレイヤーの勝ちとなります。

A Brief History of the World178

 

このゲームの特徴は「時代ごとに1つの帝国を選んでプレイしていく」ことです。時代が進めばプレイした帝国は強制的に放棄することになります。

A Brief History of the World132

 

6つの時代で登場する「帝国カード」「イベントカード」はあらかじめ決まっています。紀元前の「インダス文明」が西暦1400年あたりに出てくる、というようなことはありません。

この中からプレイヤー分のカードがめくられそれを1枚ずつ選択します。

A Brief History of the World04

 

上で書いた「本当は点数のルールはもう少し複雑」「軍隊2個で6ゴールドではなく3の2倍で6ゴールド」と書いた肝心の「ゴールドの獲得」の部分です。

マップは地域で色分けされています。各地域には「1~3」の得点がついています。これは時代ごとに点数が変わります。

その地域に「最低1個の軍隊」を置いていた場合、それは「Presence」となって「地域の点数と同じ」だけのゴールドを獲得します。

A Brief History of the World180

 

その地域に「2個以上の軍隊」を置いていた場合、それは「Dominance」となって「地域の点数の2倍」のゴールドを獲得します。

このとき「Dominance」となるには「2個以上の軍隊、かつ他プレイヤーより多い場合」という条件もつきます。

つまりこの場合、赤のプレイヤーは2個以上ではありますが、青のプレイヤーより少ないため「Dominace」とはなりません。しかし「1個以上」ではあるので「Presence」となって3ゴールドは獲得します。

A Brief History of the World181

 

もし青のプレイヤーの軍隊が無かった場合、このときは赤のプレイヤーが「Dominance」となり6ゴールド獲得します。

「2個以上の軍隊を置き、その地域で最も多くの軍隊を置いている場合」は「Dominance」となります。

「軍隊2個で6ゴールドではなく3の2倍で6ゴールド」というのはこういう理由です。

A Brief History of the World182

 

その地域に「3個以上の軍隊」を置いていて、さらに「他プレイヤーの軍隊が1つも無い場合」、これは「Mastery」となり「地域の点数の3倍」のゴールドを獲得します。

首都や都市やモニュメントの追加ゴールドもありますが、地域から獲得できる点はこの「Mastery」が最高点になります。

注目してほしいのは最低3個あれば最高点が獲得できるというところです。地域内の土地全てを支配する必要はないのです。

A Brief History of the World183

 

実はこの「ゴールドの獲得」の部分が、このゲームでの非常に大きなポイントです。

青いプレイヤーが4個、赤いプレイヤーが2個、紫のプレイヤーが1個の軍隊を置いています。陣取りゲームですから、当然これは青のプレイヤーが優勢ですね。

ここから得られるゴールドを計算してみます。

A Brief History of the World184

 

青のプレイヤーは「2個以上かつ最大数」なので「Dominance」となります。支配している首都は1個、都市が1個、モニュメントが2個なので「2+1+2=5点」、「Dominance」が「3の2倍=6点」で合計「11ゴールド」となります

赤のプレイヤーは「1個以上」なので「Presence」です。支配している首都は1個、モニュメントが1個なので「2+1=3点」、「Presence」が「3点」で合計「6ゴールド」となります。

紫のプレイヤーは「1個以上」なので「Presence」で「3点」です。合計「3ゴールド」となります。

青のプレイヤーが「軍隊4個で11ゴールド」、赤のプレイヤーが「軍隊2個で6ゴールド」、紫のプレイヤーが「軍隊1個で3ゴールド」です。首都などの追加ボーナスで変わりますが、陣取りゲームとしては妥当な獲得ゴールドといえるでしょう。

A Brief History of the World185

 

ところがここで注意すべきポイントは「ゴールドの獲得」は、見ての通りプレイの1番最後にあるというところです。

A Brief History of the World10

 

例えば青のプレイヤーが4つの軍隊を置いて「11ゴールド」と獲得したとします。

A Brief History of the World186

 

そうしたら次のプレイヤーが軍隊のコマを使って「帝国の拡大」をします。

A Brief History of the World188

 

そしてこんな風に土地を侵略しました。赤のプレイヤーもこの状態で「11ゴールド獲得」です。

つまり1つの時代の最後にまとめて全プレイヤーのゴールド獲得があるのではなく、プレイヤー毎に「帝国の拡大→ゴールド獲得」が行われるのです。

この場合、同じ時代でこの地域から獲得したゴールドは、青のプレイヤーも赤のプレイヤーも同じ「11ゴールド」です。「青軍隊4個で11ゴールド」、「赤軍隊2個で6ゴールド」とは全然違いますね。

A Brief History of the World189

 

ここで重要なのは、「赤が6ゴールド→11ゴールドに増やすことができた」ということではなく、「赤が11ゴールド獲得しても、すでに青も11ゴールド獲得済みである」ということなのです。

次の時代になって新たな帝国が出てくればあっさりと土地は奪われていきますし、相手の軍隊を減らしていくことを考えるよりは、その時点で自分の帝国をより広範囲に、より高得点になるように軍隊を広げていったほうが得点は伸びていく、ということになります。

普通の陣取りゲームと微妙に違うのはこのあたりですね。

A Brief History of the World191

 

ゲームモードはAI対戦と本体を持ち替えてのプレイヤー対戦、GameCenterを利用したオンライン対戦が可能です。

A Brief History of the World179

 

AIは4段階の強さがあります。

A Brief History of the World22

 

時代ごとに帝国を担当し、軍隊を配置して勢力を広げて高得点を目指していきましょう!

A Brief History of the World220

A Brief History of the World227

A Brief History of the World214

A Brief History of the World219

 

 

まとめ。

 

目的

土地を広げて多くのゴールドを獲得する。

 

自分の番では

1:帝国カード、イベントカードを1枚ずつ獲得する。

2:自分の帝国の軍隊を使い、帝国を拡大する。

3:ゴールドを獲得する。

 

これを1から3まで順番にプレイする。

 

補足として

「カード選択」

・各時代ごとに決められたカードからプレイヤー数分のカードがめくられる。

・全てのプレイヤーは帝国カード、イベントカードを1枚ずつ獲得する。

・カードの選択はドラフト方式。

・帝国カードはその時点で最も所持ゴールドが少ないプレイヤーから選ぶ。

・イベントカードはその時点で最も所持ゴールドが多いプレイヤーから選ぶ。

 

「帝国の拡大」

・各帝国カードで示された数の軍隊をマップに配置する。

・その帝国での軍隊がある土地に隣接するところにしか拡大できない。

・他プレイヤーの軍隊がいる土地に拡大した場合戦闘となる。

・海軍がある場合は、土地は海を挟んで隣接しているとみなす。

・白い土地には軍隊は置くことは出来ない。

 

「侵略」

・侵略時の戦闘はサイコロで行う。

・侵略側が2個、防御側は1個のサイコロを振る。

・振ったサイコロの中から最高値の目1個同士を比べ、数が大きいほうが勝ちとなる。

・最高値の目の差分が侵略ポイントとなる。

・平地を侵略するには侵略ポイント1、山、森を侵略する場合は侵略ポイント2が必要になる。

・侵略失敗した場合、軍隊1を失う。

・侵略失敗した場合は続けて戦闘することが出来る。その場合はサイコロ目は+1になる。

・侵略ポイントが余った場合、同じプレイヤーが支配している隣接する土地を、余った侵略ポイントを使って獲得することができる。

・自分の衰退した帝国の土地はサイコロを振らずに確保できる。

・砦がある土地には続けて侵略することは出来ない。

・海から侵略する場合は、サイコロ数が1減る。

・相手の首都のある土地を侵略した場合、首都→都市とグレードが下がる。

・都市、モニュメントが単独で置かれていた場合は取り除かれる。

 

「砦・モニュメント」

・拡大中、軍隊を1使い砦を建築できる。

・資源の土地を2つ獲得するたびにモニュメントを建築できる。

・モニュメントを建築できるのは、首都、都市、資源の土地のみ。

・モニュメントは1つの土地に1個だけ建築できる。

 

「イベントカード」

・イベントカードは自分の番の間に好きな枚数だけ使用できる。

・イベントカードは複数枚を同時に使用することは出来ない。

・イベントカードには使用できる時代が決まっている。

 

「ゴールドの獲得」

・各プレイヤーが帝国の拡大を行った後にゴールドの獲得が行われる。

・支配している首都、都市、モニュメントがある場合、そこからゴールドを獲得する。

・地域に1つ以上の軍隊がある場合、その地域の点数分のゴールドを獲得する。

・地域に2つ以上の軍隊があり、かつ他プレイヤーより多い数の軍隊がある場合、その地域の点数x2のゴールドを獲得する。

・地域に3つ以上の軍隊があり、かつ他プレイヤーの軍隊が無い場合、その地域の点数x3のゴールドを獲得する。

・首都を持たないBarbarianの場合、他プレイヤーの首都、都市を奪うと1ゴールドを獲得する。

・全プレイヤーがプレイした最後にボーナスを獲得する。

 

「ゲーム終了」

・6つの時代をプレイし、最終的にもっともゴールドを獲得していたプレイヤーの勝ち。

 

歴史上で登場した帝国を使って世界の覇権を争うというボードゲームです。もともと「History of the World」という、非常に長い時間のかかるボードゲームがあったのですが、このゲームはタイトル通りその「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」をれをBrief(短時間)にして遊べるようにしたものです。

 

ゲームはホントにシンプルな陣取りです。軍隊を置けば得点が多くなるというだけのものです。

しかし相手の土地を奪うときは侵略ポイントが必要になったり、地域の得点は置いた個数ではなく実は相手との個数で決まったり、侵略では戦闘のサイコロの目や数、どこから攻めたかなどで条件が変わります。

さらにイベントカードを使用すればそれらのルールすら破ってしまうので、「軍隊を置けば点が多くなる」という部分は変わらないのですけど、細かいところで条件が複雑になるので最初はちょっとわかりづらいかもしれません。

 

このゲームのもっとも大きな特徴は「時代ごとに帝国の1つをプレイする」ということです。これは「次の時代に進めば違う帝国をプレイする」ということを意味しています。

ゲームでは「6つの時代」をプレイしますが、毎時代で帝国1つをプレイするので6つの帝国をプレイすることになります。じゃあ、前の時代にプレイした帝国はどうなるのかというと、これはもうあっさりと捨てていきます。時代が終わればその帝国は衰退してしまうのです。

例えば2つ目の時代で「ペルシア帝国」をプレイして、3つ目の時代で「ローマ帝国」をプレイした場合、ペルシアとローマの間に何の連動性はありません。ローマの軍隊を使ってペルシアの軍隊の土地から拡大していくという置き方は出来ません。ペルシアはペルシアのスタートの土地から、ギリシアはギリシアのスタートの土地からしか拡大は出来ないのです。

 

ただし帝国が衰退したとしても、衰退した軍隊はそのまま土地に残りますから、うまく侵略されずにあとあとまで残れば、ずっとそこから得点は獲得できることになります。また点数は地域ごとに獲得できますから、1カ所の地域に固執せず、マップ全体に自分の軍隊が広がるようにすると得点は多く稼げることになります。

この「土地に執着しない」というのが何とも不思議な感じですね。

 

もうひとつの特徴は、陣取りゲームでありながら「得点計算が個別で起きる」というところです。陣取りゲームは、普通はたくさんの陣地を取ったほうが勝ちになりますね。取りかたとか地形とかに複雑なアレンジが追加されたとしても、最終的にはオセロのように多く取ったほうが勝ちとなります。

このゲームの場合、「点数計算が個別に起きる」ので、そうですね。オセロでいえば、1手打つごとにめくったタイルの数を数えて得点にしているようなものです。

最終の形で多く取っていたかではなく、その時代ごとにちゃんと1つの帝国を広げていくことができたか、が高得点になるのです。大きく広がれば衰退してもどこかに残る可能性がそれだけ高くなるというわけです。

 

この「毎時代でプレイする帝国が変わる」ということと、「プレイするたびに得点計算がある」というのが大きな特徴です。

このため、自分の土地を固めて相手から防御するということに力を注ぐよりは、とにかくそのときそのときで周囲の土地を侵略、奪い取って自分の帝国をより効率的に拡大していくことこそが勝つための道です。

まさにこれは「帝国主義」そのもののゲームなのです。

 

細かいルールやイベントカードなどいろいろとありますが、基本は「帝国の軍隊を置いて点数を取る」というそれだけなので、特別難しいことはありません。

その時代ごとの特徴あるイベントなどもあって、世界史などが好きな方は非常に楽しめるゲームではないかと思います。

 

グラフィックはまあまあ綺麗ですね。軍隊をドラッグすると、置くことが出来る土地が色分け表示されるのでとてもわかりやすいです。

得点計算、また戦闘の条件、侵略の条件の確認がとても面倒くさいゲームなので、それらすべてを勝手にやってくれるというのは非常に楽ですね。これだけでも価値ありといえるでしょう。

 

モードはAI対戦と、本体を持ち替えてのプレイヤー対戦、GameCenterでのオンライン対戦があります。

 

プレイ時間は、1人対AI5人、思考速度アニメーション最速で30分です。

 

難点。帝国を選び軍隊を置いていくだけなので簡単ではあります。しかし相手のプレイ中はやることがなく、また画面を見て戦略を練ることが出来ないのでぼーっと見ているだけになります。

こうすれば勝てるというのがつかみづらく、またサイコロ勝負で運が絡むので戦略も立てにくく難しいゲームです。

帝国カード、イベントカードの効果はすべて英語です。マップ画面や文字が小さくて見づらいです。

侵略時の戦闘で「サイコロ」の表記をサイコロ2個で表示していて非常にわかりにくいです。「サイコロ2個の絵」「x1」、これはサイコロ1個ということです。「サイコロ2個の絵」「x2」、これはサイコロ2個ということです。

どうしてこういう誤解しやすい表示にしたのか理解に苦しみますね。

 

このゲームをもっと簡単にマップも小さくしたのが、以前レビューした「Small World for iPad」になります。気に入った方はそちらもどうぞ。

 

歴史上に登場した帝国を使い覇権を争うボードゲームです。

 

 

     

    A-Brief-History-of-the-World100

    ボードゲーム / カードゲーム / サイコロゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー / オンラインゲーム
    価格 / ¥600
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.0
    開発 / Codito Development Inc.

    iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1 以降が必要 iPhone 5 用に最適化済み

     

    A Brief History of the World
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  • Medici for iPhone
  • Ra (designed by Reiner Knizia)
  • Le Havre (The Harbor)
  • Small World for iPad
  • Reiner Knizia’s Tigris & Euphrates

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