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■ Peloponnes
競りで領土タイルを獲得し自分の文明を発展させていくボードゲーム。ゲーム終了時に最も高い得点を獲得していたプレイヤーの勝ち。

 

競りで領土タイルを獲得し自分の文明を発展させていくボードゲームです。めくられた土地タイル、建物タイルに入札をし競り落としていきます。獲得したタイルは自分の文明に追加していきます。文明に追加することで、その領土から資源を獲得できます。また文明の人口を増やすことで競りに使うお金を獲得します。しかし人口を増やすとそのぶん食料が必要になるので、土地や建物を増やして食料も確保しなければけません。ラウンドの途中ではさまざまな災害が起きます。そのための備えも大切です。8ラウンド終了したとき、最も高い得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

とても独特な競りのシステムで繰り返し遊びたくなるゲームです。

 

そんな「Peloponnes/ペロポネソス」の iPad 版です。

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紀元前1000年頃、古代ギリシア文明は最盛期を迎えます。

ギリシアのあちこちに「ポリス」と呼ばれる都市国家が誕生します。ポリスで有名なのは「アテナイ」と「スパルタ」でしたが、それ以外に1000以上のポリスがあったといわれています。

ポリス間の交流・貿易で貨幣が使われるようになり、市民同士の議論の中から哲学が生まれ、オリンピックという名の競技会も開かれていました。ポリスの発展と共に人口は増え、競い合うように巨大建築物を作りあげていきます。

そのようなポリスが集中していた赤い半島を「ペロポネソス半島」といいます。

これはそのペロポネソス半島の1つの文明を大きくしていくというゲームです。

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プレイ自体は非常にシンプルな「競り」のゲームです。ただその競りの部分が独特で変わっています。

難しい部分はほとんどなく、おそらく3回遊べばゲーム内容もコツも把握できるとおもいます。

言語依存も一切ありません。

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真ん中に並んでいるのが「領土タイル」です。これを競り落としていきます。

1番手前が自分の文明、上や両端にあるのが対戦相手の文明です。このゲームではそれぞれのプレイヤーが、文明を1つずつ担当します。

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これが「文明タイル」です。左上に文明の名前が書いてあります。文明タイルはいくつかあるうちからランダムで配られます。

文明タイルの右上に描かれているのがその文明の「初期資金」「初期資源」「初期人口」です。これらは文明ごとに違います。

赤い数字はプレイ順を示しています。数字の小さい順にプレイをしていきます。この場合は「スパルタ(SPARTA)」「アルゴス(ARGOS)」「ミケーネ(MYCENAE)」の順になります。

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ゲームは「8ラウンド」で行われます。

 

ラウンドでは

1: タイルの表示

2: 入札

3:  プレイ順の変更

4: 文明に落札したタイルを追加

5: 人口の増加と臨時の収入

6: ラウンド毎の収入

7: 災害

の7つを全プレイヤーが上から行っていきます。

 

このゲームの場合は黒字の「タイル表示」「プレイ順の変更」「人口の増加と臨時の収入」「ラウンド毎の収入」は自動でやってくれます。

「文明に落札したタイルを追加」と「災害」もほとんど自動ですから、実質的には「入札」のみを繰り返しプレイすることになります。

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まずは「1: タイルの表示」です。

画面の左上に領土タイルの「山札」があります。ここから自動的に「5枚のタイル」がめくられて中央の場に表示されます。

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めくられたタイルは、下の段にプレイヤーに人数分並びます。そして上の段が「征服できるタイル」となります。

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ちょっとわかりにくいですが、単純にプレイ人数によってタイルの並ぶ位置が変わるだけです。

これは2人プレイの場合です。下に2枚のタイルが並び、残りの3枚が征服タイルの位置に並びます。

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これは4人プレイの場合です。下に4枚が並び、残りの1枚が征服タイルの位置に並びます。

要するに1回でめくる枚数の「5枚」が決定していて、そのうちのプレイ人数分のタイルだけが下の段に並ぶということです。

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タイルがめくられたら「2: 入札」をします。

この5枚のタイルのうち好きなもの1つに、自分の所持金からお金をドラッグして乗せて「入札」を行います。画面の左端の色のついた円が自分の「所持金」です。

お金は文明ごとに決められた額を最初に持っています。

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タイルには「最低入札額」というのが設定されています。それが各タイルの左端にある数字です。タイルに入札するときは、この最低入札額からスタートしなければいけません。

いまドラッグした右下のタイルの最低入札額は「3」ですから、「お金3以上」で入札する必要があります。

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お金をタイルにドラッグすれば、最低入札金額で入札されます。入札金額を上乗せしたい場合は、もう1度ドラッグするとお金1ずつを上乗せしていくことが出来ます。

お金の下の数字は「所持金7(入札額4)」という意味です。

右下のタイルに「お金4」で入札します。よかったら左側のチェックマークをタップします。

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タイルへの入札が終わると、次のプレイヤーの番になります。入札プレイ順は山札の左に表示されています。

他のプレイヤーも同じように好きなタイルに入札しますが、このときすでに入札済みのタイルに対しても上乗せして入札することが出来ます。

上乗せする場合は同額ではできません。常に「入札額+1以上」の額で入札する必要があります。

いま黄色のプレイヤーが右下のタイルに「お金5」で上乗せ入札してきました。相手の番が終わります。

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ここからが非常に特殊です。

上乗せされてタイルの落札権利を奪われた場合、すでに入札した額(お金4)はそのまま手元に戻ります。

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そして続けて自分の番となります。

このとき落札権利を失った右下のタイルにはもう入札することが出来ません。

なぜならこのゲームでの入札は「お金は1度しか出せない」のです。ここで追加して「お金6」にして上乗せということが出来ません。

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しかしこのとき他のタイルにこの「お金4」を使って入札することが出来ル、またはそうしなければならないのです。もちろんその際にはタイルの最低入札額以上の場所に移動させる必要があります。

もし最初に真ん中のタイルに「お金2」で入札して上乗せされ落札権利を失った場合、引き上げたその「お金2」では最低落札額3のタイルには入札できないということになります。

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お金の移動が終わったら今度は白のプレイヤーの番です。白のプレイヤーも好きなタイルに入札します。もちろんここで、黄色の「お金5」以上で入札しても構いません。

そのときは「黄色のお金5」をまた別のタイルに入札、「ピンクのお金4」に移動してきたら、今度は「ピンクのお金4」が別のタイルに移動という風になります。

このゲームでは「入札金額を決めるのは1度だけ」です。

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全員の入札が終わったら「3:  プレイ順の変更」になります。

今のような入札方法だと、後の順番のほうが上乗せすることが出来る分、断然有利になります。

そこでこの「プレイ順の変更」で、次からは最も高い金額で入札したプレイヤーから入札するように変わります。

最初は「ピンク→黄色→白」だったのが、「ピンク4-黄色5-白2」という入札金額の結果により、次のラウンドでは「黄色→ピンク→白」の入札順に変わります。

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次は「4: 文明に落札したタイルを追加」です。落札したタイルは自分のものとなり、下の自分の文明の隣に並んで追加されていきます。

そしてタイルによる「5: 人口の増加と臨時の収入」になりますが、今回はそれがないタイルを落札しましたのでここではスキップされます。

このあたりは自動的に行われるので操作の必要はありません。

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次は「6: ラウンド毎の収入」です。

各ラウンドの終わりに、自分の文明タイル、そして落札したタイルから収入を得ることが出来ます。

獲得できるのは「資源」と「お金」です。各タイルの右下に表示されている「資源」の合計を獲得できます。

いま右側のタイルを獲得しましした。このタイルについているのは「石材3」です。自分の文明タイルには「木材1」がついていますから、ここで「木材1と石材3」を獲得します。

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次は「お金」です。お金は人口の数によってもらえる額が変わります。

「3」というのが人口です。まあ3万人とでも考えたらいいでしょう。そしてその「人口3から獲得できるお金は [2] というわけです。

ですから所持金が「3→5」に増えています。

このように「ラウンド毎の収入」の収入では、獲得した自分のタイルから「資源」を、その時点での人口から「お金」を獲得します。当然タイルが増えたり、人口が増えれば収入は増えていきます。

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次はラウンドの最後「7: 災害」です。

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災害では「災害タイル」が毎ラウンド2枚、自動的にめくられます。

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「災害タイル」は山札の右横に5種類ならんでいます。めくられた災害タイルの上に赤い点が1つずつついていきます。

これが3つになるとその災害が起きることになっています。3つになった災害が無い場合は何も起きません。

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これで1ラウンドの終了になります。

最初にタイルが5枚めくられ、全プレイヤーがお金を使って落札します。落札したタイルは自分の文明のものとなります。そのタイルから収入を得て、最後に災害タイルがめくられて終わりです。

そして新たにまた「5枚」がめくられて次のラウンドになります。

 

簡単ですね。ゲームではこれを「8ラウンド」行います。

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さて、次のラウンドです。

また同じようにお金でタイルに入札しようとしますが、今回このタイルを獲得することは出来ません。

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このタイルは「土地タイル」という種類です。土地タイルは「平原」「森林」「丘」「山」と4種類あるのですが、これらを自分の文明に並べて繋げていくには1つだけルールがあります。

それは「タイルの資源が左のタイルと共通していなければいけない」のです。

例えば木材のタイルがあった場合、その左側に置くタイルの獲得資源には「木材」が必要です。

最初に獲得したタイルは山で「石材3」でした。ですからその左側に共通の資材がないこの「木材2」のタイルは置くことが出来ないのです。

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実際は「置くことが出来ない」だけで「入札することは可能」です。獲得しても置くことが出来ないのでお金は無駄になります。

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「石材1と木材1」の森林タイルを取りました。これで次は木材のタイルに繋げていくことが出来ます。

 

ここでタイルの右上を見てください。タイルの右上についているのは「人口の増加と臨時収入」のマークです。タイルを獲得したとき、この右上のタイルのぶん、臨時収入と人口が増えます。

この土地タイルには「人口+1」となっていますので、自分の文明の人口が1増えます。

増えるのはこのタイルを獲得したときのみです。

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領土タイルには「土地タイル」と「建物タイル」の2種類があります。「建物タイル」は灰色のタイルになっています。

建物タイルも土地タイル同様に落札して手に入れます。

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ただし「建物タイル」の場合、左上に「建築コスト」が表示されています。建物を建てる場合、その分の資材をコストとして支払う必要があります。

この場合は「木材3」です。建物タイルは土地タイルとは別に文明タイルの左側に並んでいきます。建築タイルは、土地タイルのような並びの制限はありません。

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建物タイルはすぐに建てる必要はありません。自分の文明に追加するとき、「すぐに建てる(YES)」か「あとで建てる(LATER)」のどちらかを選べます。

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さて次のラウンドです。

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めくられたタイルにこのような「食料の供給」というマークがついたタイルが出た場合、即座に食料の供給が行われます。

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人口は増やせば増やすだけお金をより多く獲得できます。しかし何回か訪れる「食料の供給」時にその人口全てに食料を与えなければいけません。

食料は右側の「麦」のマークです。食料も木材、石材同様、資源として獲得できます。

もし食料を与えることが出来なかった場合、なんと与えられなかった人口はすべていなくなってしまいます。

 

例えばこの場合、「人口7」で「毎ラウンド、お金3」を獲得できます。しかし食料を「1」しか持っていなかったため、「食料の供給」で足りない分の「人口6」がいなくなってしまいました。

「人口」は「1」となり、「毎ラウンドの収入は1」に減ってしまいました。この時失った人口はもう戻ってきません。

人口を維持するには、それだけの「食料」が必要なのです。

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入札時には「パス」を選択することもできます。パスをした場合は「お金」が「+3」されます。当然そのラウンドはタイルを獲得することは出来ません。

入札して他のプレイヤーに上乗せされて落札権利を失った場合、手元に戻ってきたお金を使わずに「パス」を選択することもできます。しかし1度入札してからパスをした場合は「お金」は「+1」となります。同じようにそのラウンドではタイルは獲得できません。

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建物タイルを落札して「あとで建てる」を選択した場合、建物はそのまま自分の文明に追加されますが、その際に「お金1」を建物タイルの上に置く必要があります。

「あとで建てる」を選択した場合でも、建物の臨時収入や追加人口はそのまま獲得できます。

ただし「食料の供給」が起きたときには、建てていない建物の全てにコストを支払い建築しなければいけません。それが出来ない場合は建物は破壊されます。

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1種類3つ目の「災害タイル」がめくられると、その災害が起きます。

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例えばこの「地震」は「持っている自分の建物タイル1枚につき、木材1と石材1を失う」という災害になります。現在建物は2個持っていますから、木材2、石材2を支払う必要があります。

コストを支払うときは下の建物タイルをタップします。資材が足りなくて支払えなかった建物は壊れてなくなってしまいます。

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建物タイルには「特殊な効果」がついているものがあります。特殊な効果は建物タイルの下に表示されています。

例えば今のような災害が起きた場合、その災害を防ぐことが出来る効果を持った建物を建てていると、災害を避けることが出来ます。

また「市場」には「+1/2」という数字がついています。これは「入札金額+0.5」という効果です。これを建てておくと入札金額は常に「+0.5」になります。

他のプレイヤーが「お金4」でタイルに入札していたとしても、自分の「お金4」は市場の効果により「お金4.5」となりますから、同額の「お金4」で入札できるようになります。

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もう1つ要素として「贅沢品」というのがあります。木材や石材が一定の量を超えた場合や人口が一定の量を超えた場合、この贅沢品が増えていきます。

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「贅沢品」はオールマイティな資源として使うことが出来ます。

例えばこの最低落札金額8の建物を落札しようとする場合ですが、所持金は4しかありません。しかしここではお金8として入札することが出来ます。

贅沢品は、「贅沢品2=お金1」として使うことが出来ます。足りなかったお金4の分、贅沢品8が減っています。

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また建物を建てる場合の資源として使うこともできます。そのときも同じように「贅沢品2」を「好きな資源1」として使用できます。

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食料の供給の時も同様です。使う場合は中央の贅沢品のマークをタップして使用します。

贅沢品はオールマイティの資源として利用できます。

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このように続けていくとタイルの山札が無くなります。山札が無くなった場合、それが最後のラウンドになります。同じように落札をしてタイルを文明に追加します。

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ラウンドの最後に災害タイルをめくります。災害タイルは1度起こったものは2度起こることはありません。そのかわりゲーム中は全ての災害が1度ずつ起きるようになっています。

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災害のあと、ゲームの1番最後に「食料の供給」が起きます。このとき未完成だった建物も建築します。食料が足りなかった場合は人口が、建築資源が無かった場合は建物が減ります。

自分のタイルは文明も合わせて6枚です。

他のプレイヤーはたくさんのタイルが置いてありますね。

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全てが終わると得点計算になります。

土地タイル、建物タイルにの上には「名声ポイント」というものがついています。これが得点です。そして所持金3につき1名声ポイントも獲得できます。

文明にあるタイルの名声ポイント+所持金による名声ポイントの合計が得点となります。

 

この場合、タイルにある名声ポイントは「5+4+3+3+2=17」、所持金は「7」で獲得できる名声ポイントは「2」、合計して「19名声ポイント」となります。

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ところがこれが最終得点ではありません。ここがこのゲームのもっとも難しいところです。

実は最後に文明に残っていた人口の数で「人口ポイント」が獲得できます。人口ポイントは人口1で3ポイント、ここでは「人口5」ですから「x3」で「15人口ポイント」となります。

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ゲームでは獲得した「名声ポイント」と「人口ポイント」の「低い方」が最終得点となります。

よって「名声ポイント19」ではなく「人口ポイント15」のほうが最終得点です。

ご覧のようにいくら人口がたくさんいようが、名声ポイントが低ければそちらが得点になってしまいます。

いま1番最後で「食料の供給」がありましたが、あそこで食料を持っていなかったら人口は激減し最下位転落です。ゲームでは両方の得点をうまくバランスを考えて獲得していかないとダメなのです。

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モードはAI対戦と本体を持ち替えてのプレイヤー対戦、1人用のキャンペーンモードがあります。iPadをテーブルに置いて向き合って遊ぶこともできます。

また有料アドオンで拡張を追加することが出来ます。

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拡張「HELAS」です。「HELAS」では新たな文明タイルが3枚追加されます。贅沢品を毎ラウンド獲得できたり、土地の配置制限が無かったりします。

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タイルの山札は「A→B→C」と3つの過程を進み8ラウンドになるわけですが、このセットに「D」が追加され、「9ラウンド目」が登場します。9ラウンド目に出てくる追加タイルはどれも強力です。

得点が「お金2=名声ポイント1」になったり、「人口x4=人口ポイント」となったりします。右下の「ORACLE」は贅沢品が20個以上だった場合、名声ポイントと人口ポイントの「多かった方」が最終得点になってしまいます。

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拡張「SEA」です。これを追加すると「海タイル」が登場します。海タイルは自分の「入札前」に1枚海タイルを購入することが出来ます。そのあと普通に入札もできます。

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海タイルは即座にコストを支払わないといけませんが、「食糧の供給」時に食料1(お魚)を生み出します。また人口増加と名声ポイントの両方を持ち、さらに海は災害の対象外になるのでお得です。

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拡張「GOAT」です。これを追加すると新たな資源「ヤギ」が登場します。タイルの中に山羊のついた物が出てきます。

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この資源のヤギは、ヤギのタイルを獲得したときに使うことが出来ます。ヤギは贅沢品同様、他の資源と自由交換が出来ます。しかも「ヤギ1=好きな資源1」と同数で交換できるのでとても便利です。

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拡張「TRADER」です。この拡張を追加すると通常のタイルの横に「TRADE」というタイルが登場します。この交易タイルは「プレイ順が1番最後のプレイヤー」だけが使用できます。

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交易タイルは資源などを好きなものと交換することが出来ます。交易タイルは毎ラウンド新しいタイルがめくられ、そのつど交換できるものの種類が変わります。

「お金2」で人口を1増やすことが出来たりするのでうまくタイミングを狙うと便利です。

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拡張「ATHENS」です。この拡張を追加すると「征服タイル」の下の領土タイルが「アテナの援助」の対象となります。

このタイルはアテナの援助により無料で獲得することが出来ます。

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しかしアテナの援助でタイルを獲得した場合、次のラウンドが強制的にパスとなります。このとき通常時でパスしたときと同様に「お金+3」となります。

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これらの拡張は個々で入れることもできますし、全部入りで遊ぶことも可能です。

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領土タイルを入札して獲得し、名声と人口を増やしながら自分の文明を大きくしていきましょう!

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まとめ。

 

目的

・高得点を獲得する。

 

自分の番では

 

1: タイルの表示

2: 入札

3:  プレイ順の変更

4: 文明に落札したタイルを追加

5: 人口の増加と臨時の収入

6: ラウンド毎の収入

7: 災害

 

を1から7まで順番にプレイする。

基本的に「2:入札」以外は勝手にやってくれるので、順番だけ頭に入れておく程度で構わない。

 

補足として

「タイル」

・タイルは土地タイル、建物タイル、災害タイルの3種類。

 

「タイルの表示」

・ラウンドが始まるとに山札から5枚のタイルがめくられる。

・下段はプレイ人数の枚数。

・タイルの山札は「A-B-C」と分かれていて順番にめくられていく。

・タイルがめくられたとき「食糧の供給」マークがついていた場合は、即座に食料供給フェイズとなる。

 

「入札」

・入札はタイルに入札するかパスをする。

・パスをした場合はお金+3となる。

・入札は入札の順番に従う。

・タイルの最低入札額以上から入札できる。

・他プレイヤーが入札していた場合はそれよりも大きい額で入札する。

・他プレイヤーに高額入札された場合、即座にその入札したお金を別のタイルに移動させる。

・そのとき、タイルの最低入札額にお金が足りない場合は入札できない。

・落札権利を失った場合、入札したお金を手元に戻すことが出来る。

・落札権利を失いパスをした場合はお金が+1となる。

・征服できる段にあるタイルは「最低入札額+3」で入札しなければならない。

・征服できる段にあるタイルには他プレイヤーは上乗せして入札することは出来ない。

・入札されたなかったタイルはラウンド終了時にすべて破棄される。

 

「プレイ順の変更」

・最も高額で入札したプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーとなる。

・それ以降は入札額の高い順になる。

・パスはお金0で入札したと同じ。

 

「文明に落札したタイルを追加」

・落札したタイルは自分の文明タイルに繋げて並べる。

・土地タイルは文明タイルの右側、建物タイルは文明タイルの左側に並ぶ。

・土地タイルを並べるときは、すでに置いてある左側の土地タイルと1つ以上共通する資源が必要。

・もし共通する資源がない場合は、その土地タイルは破棄される。

・建物タイルは建築コストを支払って追加する。

・建築コストは支払わず、仮建築のままにすることもできる。

・仮建設にする場合、お金1を建物の上に置く。

・建物の上に置くお金1も、建築コストもない場合は建物は即座に破棄される。

・仮建築の場合、食料供給フェイズが起きたときに必要コストを支払う。

・建築コストを支払った場合、置いたお金1は手元に戻る。

・建築コストを支払えなかった場合は建物は破棄される。

 

「人口の増加と臨時の収入」

・落札したタイルの右上に人口と臨時収入がある場合、タイルを追加した後に獲得する。

・臨時収入は1度きり。

 

「ラウンド毎の収入」

・文明タイル、土地タイル、建物タイルについている資源のすべてを獲得する。

・木材10個以上、石材10個以上からは贅沢品を獲得する。

・食料13個以上からは贅沢品を獲得する。

・人口からお金を獲得する。

・人口0-2はお金1。

・人口3-4はお金2。

・人口5-7はお金3。

・人口8-10はお金4。

・人口11-13はお金5。

・人口14-16はお金5+贅沢品2。

・人口17-19はお金5+贅沢品4。

・人口20以上はお金5+贅沢品6。

 

「災害」

・災害タイルを2枚めくる。

・同じ災害タイルが3枚めくられた場合、即座にその災害が発生する。

・【地震】は、建物タイル1枚につき木材1と石材1を支払う。支払えなかった場合は建物タイルは無くなる。

・【干ばつ】は、食料の3分の1を失う。

・【疫病】は、人口の3分の1を失う。

・【大嵐】は、土地タイル1枚につき食料1とお金1を支払う。支払えなかった場合は土地タイルは無くなる。

・土地タイルが無くなった場合、配置制限が崩れても構わない。

・【衰退】は、贅沢品10を失う。

・いくつかの建物には災害を回避する効果がある。

 

「食料の供給」

・食料の供給マークのタイルが出たら即座に食料の供給フェイズになる。

・食料の供給では人口分の食料を支払う。

・支払えなかった場合、支払えなかった分の人口がいなくなる。

・食料の供給フェイズでは、仮建築の建物の建築コストを支払う。

 

「贅沢品」

・贅沢品は木材、石材、食料、お金の代わりとして使用できる。贅沢品2=好きな資源1。

・贅沢品は、その資源が必要となったときに限って使うことが出来る。

 

「最終得点」

・A-B-Cのタイルの山札が全て無くなったら、そのラウンドで終わり。

・最後に食料の供給を行い、仮建築の建物の建築コストをすべて支払って終了。

・土地タイル、建物タイルについている名声ポイント+所持金3ごとに1名声ポイント。

・人口1ごとに3人口ポイント。

・合計名声ポイントと人口ポイントを比べ、点数が低いほうが自分の最終得点となる。

 

競りでタイルを獲得していく文明発展ボードゲームです。いろんなゲームの要素をちょっとずつ集めてうまくくっつけてまとめたという感じで、これはなかなか面白いゲームです。

 

このゲームの肝である「競り」の部分ですが、これがとても特殊な形になっています。

競りにもいくつか種類があるのですが、このゲームの競りは基本1巡だけです。いわゆるオークションのような、互いに競って金額を吊り上げていくというタイプのものではありません。

このゲームでは競り落とすタイル全てに「最低落札額」が設定されています。これが目安になっていて、どうしても欲しければそこからさらに上乗せしていけばいいし、それほどというときは最低のまま入札しておけばいいのです。

 

競りでは相場がつかみづらいものですが、最低落札額と征服タイルの「最低落札額+3(即決価格)」という風に、大体の入札額の幅が決まっているため、1枚1枚を手探りで進めていくという感じはありません。

さらにそのラウンドの状況で自分に必要なタイルというのもある程度決まっているので、ターゲットが絞りやすいというのもあります。手持ちのお金も少ないですし入札額自体にそんなに迷うことはないでしょう。

 

入札した後はとても特殊です。競りですから他プレイヤーが上乗せして入札すれば自分はそのタイルの落札権利を失うわけですが、さらにそこに上乗せしてそのタイルを「競り合う」ということができません。競りで負けた場合は、なんとその金額をそのまま別のタイルに移動させなければいけないのです。

これがとてもユニークですね。

競りは通常、競りに負ければ支払った額はゼロに戻ります。つまり「獲得できなかった」というのが残るだけなのですが、このゲームの場合、「競りに負けたらそのお金で違うものを買え」というのです。なんという横暴な競りなんでしょう。

そうなると確実に手に入れたいがために「ちょっと高めで入れなければ」という心理も働いてきます。また競りに負けた場合のことも考えて、他のタイルに入札できるような価格を、他のプレイヤーの所持金額より高めを入れたくなります。なにせゲームは8ラウンドだけで、パスをしてタイルを落札できないというのは結構響くので、確実に手に入れなければなりません。

正直これが競りといえるのかどうかは微妙ですが、ほんのちょっとだけの駆け引きが出来、また素早く競りが終わるということでいえば面白いルールです。

 

タイルは「土地タイル」と「建物タイル」の2種類があります。大雑把にいって土地タイルは資源を生み出し、建物タイルは名声ポイントを獲得できます。

建物タイルを置くには建築コストが必要となり、そのコストは土地タイルから産み出します。落札に使うお金は人口を増やして獲得します。人口は建物タイルや土地タイルを獲得することで増やせます。

しかし人口には食料が必要で、食料をちゃんと集めておかないと人口が減り収入が無くなってしまいます。この色んな資源を上手く絡んでいる感じ良いですね。

 

タイルが増えていくとそれなりに潤沢に資源は手に入るのですが、そこで「災害」です。災害は5種類あり、ラウンドの最後に2枚ずつめくられ、3枚同じのが出たら災害が起こる仕組みになっています。

この災害はゲーム中に必ず1回ずつ起きるようになっています。災害は追加コストが必要になるもの、食料や人口が1/3消えてしまうものなど全てペナルティです。

つまりゲーム中は競りと同時に、必ず起きるペナルティに対して準備しておかないといけないんですね。災害はいつ起きるかわからないので、変なタイミングで来るとお手上げです。それに対処するのはなかなか難しいです。

 

資源はバランスよく貯まっていけば理想ですがそうもうまくいきません。そこで「贅沢品」です。

贅沢品はオールマイティな資源で、お金や食料などとして使うことが出来ます。贅沢品を使うと、1つの資源を特化した戦略でも結構うまく進めることが出来ます。有料の拡張でも「ヤギ」や「交易」など資源を交換して使えるようなものが出ていたりして、最初から資源のバランスが悪くなることが前提になっています。

競りでは無駄なく入札してお金のロスを減らし、余った資源はうまく他の資源に交換してペナルティに備えていく。お金や資源を、うまくうまく作り出して回していくというのが、このゲームのとても面白いところです。

 

最後の仕上げが得点方法です。建物や土地を建てて名声ポイントを集めてもダメ、人口をたくさん増やしてもダメです。なぜなら2つの点数の「低いほうが最終得点」になってしまうからです。そのためどちらもまんべんなく伸ばしていかないと、得点は伸びません。やっかいですね。

 

実際に遊んでみると他プレイヤーと競りで駆け引きするというよりは、ソリティアのようにじっくりと取り組むというほうが強い印象です。めくられるタイル運もありますけど、そういうのにもうまく対応し、コツコツと高得点を目指すのが好きな方にはオススメです。

 

グラフィックはイマイチですね。操作は、入札、建築選択、災害のコスト支払いなどでタップするくらいで、それ以外は全て自動でやってくれますから楽です。言語依存もほとんどないのでゲーム自体に支障はないでしょう。

 

モードは1人用のAI対戦、1人用キャンペーンモードと、パス&プレイのプレイヤー対戦があります。iPad本体をテーブルの上に置いて対面で遊ぶということも可能です。

拡張は別々に購入するのではなく、全部まとめて購入することになります。

 

プレイ時間は約10分。とても単純で勝つのが難しいゲームです。

 

難点。言語依存は無く、ルールはシンプルなのでわからないというところはないと思うのですが、ちょっと説明不足なところが多いかなという感じです。拡張などもあっさりとしたテキストがあるだけで、どういう効果があるとかそういうところがごっそりと抜けています。わかっていればなんてことはないですが、戸惑うところですね。入札したお金の変更が戻せないとか、操作のやりづらさやゲーム自体の不安定さもあります。

敵は自分という感じなのでしょうか。AIはそれほど強くはありません。

10分くらいであっさりと終わるゲームなので、こういうのこそネット対戦に対応しておいてほしかったですね。

 

競りで領土タイルを獲得し自分の文明を発展させていくボードゲームです。

 

 

     

    Peloponnes100

    ボードゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー
    価格 / ¥480
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.0.1
    開発 / JACTALEA

    iPad 互換 iOS 5.0 以降が必要

     

    Peloponnes
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