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■ Kingdom Builder
コマを置いて領地を広げていくボードゲーム。ゲーム終了時に最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝ち。

 

コマを置いて領地を広げていくボードゲームです。六角形のマスの中にコマを並べて置いていきます。マスには地形があり、手札と同じ地形にしかコマを置くことが出来ません。すでに置いてある自分のコマに隣接するように置かなければいけません。勝利条件となる得点の方法やマップがプレイするごとに変わるので、そのたびに戦略を変えなければいけません。誰かが自分のコマを置き切ったらゲームが終了となり、得点を計算して最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

 

デザイナーは「Dominion by Donald X. Vaccarino」の「Donald X. Vaccarino/ドナルド・X・ヴァッカリーノ」、ドミニオンをヒットさせたあとその次回作として発売された、シンプルなルールでいろんな戦略が楽しめる陣取りゲームです。

2012年のドイツゲーム大賞で大賞を受賞しました。

 

そんな「Kingdom Builder/キングダムビルダー」の iPad 版です。

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これは居住コマを地域に置いていき、自分の王国を作っていくというゲームです。

 

目的は得点を稼ぐとことです。

 

自分の番が来たら

 

・コマを3つ置く

・特殊効果を使用する

 

の2つを行います。

基本的にコマを置いていくだけの陣取りゲームなのでとても簡単です。

 

ゲーム画面はこのようになっています。中央がマップで上に「王国カード」が3枚あります。両端にいるのがプレイヤーで表示されているのが手札です。

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マップはこのように六角形の地域で構成されています。マップの中には「城」と「特殊地域」があります。

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この六角形の地域にコマを置いていくのですが、置くときにルールがあります。

ルールといってもとてもシンプルで、手札の「地形カードと同じ地形のマス」にコマを置かなくてはいけません。このカードは「草原」ですからマップ上の「草原」のマスにコマを置くことが出来るわけです。

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マップの地域は7種類あって、地形カードは5種類あります。「砂漠」「草原」「森林」「花畑」「峡谷」の5種類です。

この5つのマスにコマを置くことが出来ます。「水域」と「山岳」のマスには直接コマを置くということは出来ません。

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ゲームを始めてみましょう。

自分の番ですからコマを置きます。置くマスは手札のカードと同じマスですね。手札はなんと「1枚だけ」です。毎回1種類の地形しか置けないということですね。

「地形カード」は「草原」です。青い枠になっているところが「草原のマス」です。好きな場所をタップしてコマを置くことが出来ます。

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この場所をタップしてみました。タップするとそのマスに自分のコマが置かれます。草原の場所に自分のコマを置いたということです。コマを置くと所持コマ数が減っていきます。

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自分の番では「コマを3つ」置くことが出来ます。

ここでもう1つルールです。コマを置くときは、すでに置いてある自分のコマに隣接したマスにしか置くことは出来ません。

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隣接したマスをタップして2個目を置いてみました。

コマを置くときは地形カードと同じ地形のマスにしか置けませんし、自分のコマに隣接したマスにしか置けません。ここで隣接している茶色いようなマスは地形カードと違うので置くことは出来ません。

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さらに3個目のコマを置きました。隣接していて、かつ同じ地形のマスに3個のコマを置きます。

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このマスは「お城」です。ここに自分のコマを隣接させると「3点」を獲得することが出来ます。

3個のコマを置きましたので、これで自分の番が終了です。

自分の番では「手札のカードと同じ地形のマス」に、そして「置いてある自分のコマに隣接するマス」に「3個のコマ」を置きます。

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コマを置いたら次のプレイヤーの番です。同じようコマを置いていきます。

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また自分の番になりました。手札の地形カードは自分の番が終わったら引き直します。

今回も「草原」でしたので、同じように隣接する草原のマスにコマを3つ置いていきます。

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その次の番です。

今度は「森林カード」を引いてきました。違う地形でもルールは一緒です。

「自分のコマに隣接した、地形カードと同じ地形のマス」にコマを置くことが出来ます。隣接している森林は2ヵ所しかありません。ここは下の森林にコマを置いてみます。

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マップ内には「特殊地域」があります。ここは「オアシス」ですね。特殊地域には「特殊タイル」が「2枚」置いてあります。

自分のコマを特殊地域に隣接させると、そのタイルを獲得することが出来ます。

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このような特殊地域はマップ上にいくつかあります。どの場所にもタイルが2枚ずつ置いてあって、隣接すると獲得できます。

特殊タイルは早い者勝ちで、取ると無くなってしまいます。

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さて、今度のカードは「花畑」です。

同じように「地形カードと同じ地形で自分のコマに隣接するマス」に「コマを3個」置いていきます。

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ここは右側の「花畑」に「3つのコマ」を置いて伸ばしました。

普通はここで自分の番が終わりますが、ここで「特殊タイル」を使ってみましょう。自分のステータスの場所に置いてあるタイルをタップします。

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これは何かといえば、たった今手に入れた「オアシス」です。

特殊タイルにはそれぞれ特殊効果が設定されていて、自分の番でそれを使用することが出来るのです。「オアシス」は「砂漠にコマを1個置くことが出来る」という特殊効果があります。

ここで隣接するマスの砂漠をタップしてみましょう。

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コマを砂漠に置くことが出来ましたね。当然手持ちの所持コマ数も減ります。そして使用したオアシスのタイルはひっくり返ります。

このように特殊タイルの特殊効果で、通常の「3個コマを置く」に追加してコマを置くことが出来るのです。

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また自分の番になりました。今度は「峡谷」です。また自分のコマに隣接する峡谷のマスに、自分のコマを置いていきます。

今回で置ける場所は2ヵ所あります。

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ところがここで自分のタイルを見てみるとまたひっくり返っていますね。

実は手に入れた「オアシス」は使ったら無くなってしまうのではなく、毎回自分の番で1回使用することが出来るのです。

しかも特殊タイルは通常の「3個コマを置く」の前でもOKです。先ほどは「花畑」に置いた後でしたが、「オアシス」を使用するのはコマを置く前でも構いません。

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「オアシス」は「砂漠にコマを1個置くことが出来る」という特殊効果でしたね。この場所にコマを置いてみます。使ったオアシスはひっくり返り、自分の番で1回だけですからこの番ではもう使えなくなります。

ここから通常の「峡谷」にコマを置いていくのですが、先ほどの2ヵ所から1ヵ所置ける場所が増えていますね。オアシスを先に使ったことで「隣接する峡谷マス」が増えたのです。

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今回は置いたコマは「4個」です。オアシスを使ってから3個のコマを順番に峡谷に置きました。

このオアシスは次の番になればまた使えるようになり、タイルの使用はゲームが終わるまで続きます。

つまり特殊タイルを手に入れるということは、通常の「3個置く」+「1個置く」となり、1回の番で置けるコマの数が増えることになるのです。

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また「オアシス」を使って砂漠にコマを置いていきます。今度は右上の特殊地域にコマを隣接してみましょう。タイルが2枚置いてありますね。

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砂漠にコマを置いて隣接しました。

これは「港」です。特殊地域に隣接すればそのたびに特殊タイルが手に入ります。つまり特殊地域に繋げれば繋げるだけ自分の手の数が増えていくということになります。

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今回の地形カードは「花畑」ですから、コマはどこでもいいのですが真ん中あたりに置いておきましょう。

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今回の地形カードは「砂漠」です。置ける場所は右上の6ヵ所です。右下から来ているのは相手のコマです。

各マスにはコマは1個しか置くことは出来ないので、下に向かっていくのは少し難しいですね。

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ここで自分の持っているタイルを見てみましょう。オアシスと並んで先ほど手に入れた「港」があります。

「港」の特殊効果は「置いてあるコマを1個、水域に移動できる」となっています。

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港のタイルをタップして使用します。「置いてあるコマを1個、水域に移動できる」ですから、まず移動させるコマを選択します。

先ほど真ん中に置いた「花畑」のコマを選択してみましょう。

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次に移動する「水域」を選択します。

通常「水域」にはコマを置くことは出来ませんが、この「港」を使用するとコマを移動させて水域に置くことが出来るのです。移動させるときはこれもまた自分のコマに隣接したマスになります。

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川が分岐しているこのマスにしてみます。手札の地形カードは「砂漠」でしたから、左側の砂漠も置けるようになりましたね。

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そしてコマを3個繋げて左下の特殊地域「塔」に接続します。接続したので特殊タイルの「塔」を獲得しました。

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今度のカードはまた「峡谷」です。コマを置ける峡谷の場所は7ヵ所です。

右の港にまた隣接させることも出来ますが、隣接させたとしてももう1枚港タイルを手に入れるということは出来ません。1つの特殊地域から獲得できるタイルは1枚のみです。

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ここでは今手に入れたばかりの「塔」を使ってみましょう。使えるタイルは3枚になっていますね。

塔の特殊効果は「マップの端にあるマスにコマを1個置く」というものです。これも自分コマと隣接したマスにしか置けません。置けるマスは2ヵ所です。

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ここで「塔」を使う前に、先に「港」を使ってみます。マップの端に隣接していたそのコマを水域まで移動させます。

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こちらの「塔」に隣接させてみます。この場合はこの特殊地域から「塔」のタイルを手に入れることが出来ます。これはさきほど「塔」を手に入れた特殊地域とは別ですから、タイルを手に入れることが出来るのです。

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コマを動かしたのでマップの端に隣接しているコマが無くなってしまいましたね。こういう状態で「塔」を使用した場合はどうなるでしょう?

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こんな風に隣接したマスが無い場合は「コマが置けなくなる」のではなく、「コマが置ける好きなマスを選べる」のです。

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見ての通りです。「塔」は「マップの端にコマを置ける」効果ですから、マップの端の置ける場所全てから好きなマスを選べるようになります。

通常「置ける地形+隣接するマス」で置くマスを選んでいくのですが、「隣接するマス」が無い場合は「置ける地形の全て」から好きな場所を選べるのです。

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それではこの端のところにコマを置いてみます。いきなり飛ぶことが出来ましたね。

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これは特殊効果だけではなく通常のコマを置く場合も一緒です。

これは峡谷ですが「置ける地形+隣接するマス」はもうこの1ヵ所しかありません。ここに1個コマを置いてみます。

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すると「置ける地形+隣接するマス」から「隣接するマス」が無くなるので、マップ上の置ける峡谷の全てから好きなマスを選べるのです。

これはとても重要なルールです。

上手く自分のコマが置けるマスを無くすことにより、一気に離れたマスまでコマを移動させることが可能になるのです。

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さてゲームの得点方法はどのようになっているかというと、得点方法はこの上にある「王国カード」によって決まります。

王国カードは10枚あってそのうちの3枚だけが使用されます。それぞれ得点のルールが違うため、ゲームによって戦略を変えなければいけません。

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例えばこの王国カードは「商人」です。

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得点の方法は「特殊地域や城同士を自分のコマで繋げたとき、その特殊域や城1個ごとに4点を獲得」となっています。

つまりその地域同士を自分のコマで繋げることが出来たら、1つにつき4点貰えます。白い5個は接続できたので「4×5で20点」を獲得です。黒い城はどことも接続できなかったので得点は無しです。

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この王国カードは「発見者」です。

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発見者は「コマが1個以上ある水平ライン1本ごとに1点を獲得」となっています。

「水平ライン」とは横のラインのことです。このライン上に1個でもコマがあればそれで1点が獲得できます。今回は12本の水平ライン上にコマが置いてありますから、12点獲得です。

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この王国カードは「農夫」です。

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農夫は「置いてある自分のコマが最も少ないエリアで、コマ1個ごとに3点を獲得」となっています。

「エリア」というのはこの4つのことです。実際のボードゲーム版はマップを組み合わせて遊ぶので、こういう分け方になっています。

そして農夫の得点は「最もコマが少ないエリア」です。青のコマは右下に1個もありませんからここが得点の対象になり、0点です。

逆に赤いコマは左上が「3個」で1番少ないエリアですから、「3×3で9点」獲得となります。

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この3つのパターンの得点と、白に接続した個数を足した合計が総得点になります。

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誰かが自分のコマをすべて置ききったとき、そのラウンドをプレイしてゲーム終了です。

得点を計算して最も高い点数を獲得したプレイヤーが勝ちとなります。

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商人の得点は高かったのですが、農夫での「0点」が響いてしまいましたね。王国カードの得点パターンをちゃんと考えてコマを置いていかないと負けてしまいます。

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ゲームは1~4人まで遊べます。AIは「Easy」「Medium」「Hard」の3種類から選択できます。

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マップ、特殊タイルの設定、王国カードの設定もできます。もちろんすべてランダムにすることも可能です。

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また「BrettspielWelt」のアカウントがあれば、オンライン対戦をすることもできます。

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コマをマスに置いて王国を作り上げ、高得点を目指しましょう!

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ゲーム中では王国カードくらいが言語依存しているところです。

10枚だけですが、以下カード訳です。

*「発見者」の場合、水平ライン上にいくつあっても1個あれば1点となります。

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*「漁師」の水域に隣接しているコマは水域にあるコマはカウントしません。

*「農夫」の場合、最も少ないエリアが得点対象となりますから、全てのエリアにまんべんなくコマを置いていく必要があります。

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*「貴族」の場合最も多くのコマを置いているプレイヤーが同数だった場合はその両方に12点が入ります。2番目も同様です。

*「騎士」の場合は、最も多くのコマが置いてある水平ライン1本が対象です。

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*「労働者」の場合、ゲーム中、城に隣接した場合城から3点を獲得しますが労働者の場合はコマから得点を得ます。コマが2個接していたら2点です。

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*「市民」は端数切捨てです。

*「隠者」は1個だけのコマも1つのコマの塊としてカウントします。

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コマを置いて領地を広げていくボードゲームです。六角形のマスの中にコマを並べて置いていきます。マスには地形があり、手札と同じ地形にしかコマを置くことが出来ません。すでに置いてある自分のコマに隣接するように置かなければいけません。勝利条件となる得点の方法やマップがプレイするごとに変わるので、そのたびに戦略を変えなければいけません。誰かが自分のコマを置き切ったらゲームが終了となり、得点を計算して最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

 

まとめ。

 

「ゲームの目的」

コマを置いて得点を獲得する。

 

「自分の番では」

・コマを3つ置く。

・特殊タイルを使ってコマを置く。

 

補足として

・自分の番では必ずコマを3個置く。

・特殊タイルを使ってコマを置くのは任意。

・手札の地域カードは常に1枚。

 

「コマを置く」

・手札の地域カードと同じ地域のマスに置く。

・すでに置いてある自分のコマと隣接するマスに置く。

・隣接する地域マスが無かった場合、開いている地域マスの好きな場所を選んでコマを置くことができる。

 

「城」

・城に隣接すると3点獲得する。

・同じ城に2個繋げても3点となる。

1つの城につき3点。

 

「特殊地域」

・特殊地域には8種類あり、ランダムでマップに配置される。

・特殊地域には特殊タイルが2枚ずつ置いてある。

・特殊地域に隣接すると特殊タイルを1枚獲得できる。

・同じ特殊地域に2個コマを繋げても獲得できるタイルは1枚のみ。

・特殊地域からコマが移動したりして接続が外れた場合、特殊タイルは失う。

 

「特殊タイル」

・特殊タイルは自分の番で1回だけ使用できる。

・特殊タイルは自分のコマを3つ置く前か後で使用できる。

・コマを1つ置いて特殊タイルを置いてコマを2個置くというやり方はできない。

・次の自分の番が来れば全ての特殊タイルは再び使用可能になる。

・Oracleは持っている地形カードと同じ地形のマスにコマを置く。

・Tavernは1直線にコマが3個以上並んでいた場合、その先に追加で1個コマを置く。これは水平でもナナメでもOK。

・Barnは持っている地形カードと同じ地形のマスにコマを移動する。

・Paddockは置いてあるコマを2個先まで移動させる。このとき山岳、水域、他のコマ、城など全ての種類のマスを超えることが出来る。

 

これくらいですね。

ゲームのルール自体は難しいところはまったくありません。迷うこともほとんどなくとても単純な陣取りゲームと言えるでしょう。自分の番ですることは「コマを置いていくことだけ」なのですが、2つの要素がシンプルなゲームにアクセントを加えています。

 

まずは王国カードです。王国カードは10枚あってゲームではそのうちの3枚だけを選んで使用します。王国カードはいわばゲームの得点ルールで、基本の「城に接続」以外の得点の仕方を決めているものです。

これがそれぞれ得点の方向性が違うため、選ばれたカード次第で置き方自体がまったく変わってしまうのです。

普通、陣取りゲームといえば自分の陣地をより大きく広げていくというのが通常なんですが、例えば「商人」だったら城や特殊地域をコマで接続しなければ得点にならないし、「漁師」の場合は水域に隣接させなければいけません。「農夫」は全エリアで最も少ない数のエリアが得点になったりします。

得点方法が明確なので、このキングダムビルダーは場所をじわじわと広げていくというよりは、目的のマスに向かって一直線に伸ばしていくというそんな感じなのです。マップ上の点在する、その得点源のマスに、どのように素早くコマを置いていけるかというのがこのゲームの大きなポイントです。

 

その次に特殊タイルです。マップの中には特殊地域があって、そこに接続すると特殊タイルを獲得できます。特殊タイルはそれぞれ別の能力があるのですが、「追加でコマを置ける」というのが大体基本の能力です。

特殊タイルは自分の番で1回だけ使用できますが、次の番が来ればまた使用できるようになるのでゲーム終了までずっと使えることになっています。

 

手札のカードは1枚だけで、その地形カードと同じ地形マスにしかコマを置くことは出来ません。毎回手札の1種類のマスにか置けないというのは厳しく感じますが、印象としてはその厳しさは逆で、カードの地形にコマを置けるのではなく、コマは置かなければならないという感じです。

地形が結構入り組んでいるので、コマはいろんなマスに繋がって意外とこれが置けてしまうのです。王国カードにもよりますが、得点を得る目的のマスに早く繋がなくてはいけないのに、マスに置けてしまうがためにそこにコマを置かざるを得ないという状況がよく出てきます。

 

特殊タイルは単純に自分の番で置けるコマの数を増やします。所持コマ数は40個、1回の手番で最低3個置きます。すると14回でゲーム終了となります。特殊タイルは大体1人3枚ずつくらいまで持つことになりますので、特殊タイルが増えていくごとに置けるコマ数が増えて、ゲームスピードが一気に上がっていくのです。

「これから」というときには「もう手持ちのコマが10個以下だった」なんていうことはザラです。

 

そういう時にですね、余計なコマを置けてしまう、得点するために使いたいコマがどんどん減らされるのはこれはキツいのです。適当にコマを置いて無駄に減らすとホントに全然得点が伸びなくてビックリすることがあります。

ですから余計なコマを置かなくても済む状況をなるべく作り、ただ陣地を広げていくだけではなく、王国カードでの得点を増やすためにはどうするべきかをちゃんと考えて進めないと勝つことは出来ません。

非常に頭を使うゲームですね。ルール自体はとても単純だしスピード感が途中から上がるので実にあっさりと終わりますが、とても面白いゲームだと思います。

 

グラフィックは普通ですね。BGM等はありません。操作は置きたいマスをタップするだけですし、地域カードを持っているとき、特殊タイルを選択したときは置くことが出来るマスがハイライトされるのでとてもわかりやすいです。何度も切り替えて確認できるので楽ですね。

あと当然ながら得点計算は勝手にやってくれるのでとても簡単です。

 

プレイは1人~4人、AI対戦とプレイヤー対戦が出来ます。画面ではカードが横向きになっていてiPadをテーブルに置いて顔を突き合わせて遊べるようになっています。縦持ちにすれば左下が1プレイヤーになるので一応縦持ちでも遊べるようなっています。拡張はありません。

 

オンライン対戦もできますが、BrettSpielWeltというサイトのアカウントが必要になります。それ以外では対戦はできません。

特殊タイルや王国カードのセッティング、マップの設定もランダムも含めてできますので、入れたいカードなどを決めて遊ぶことも可能です。プレイヤー名(日本語・漢字OK)を登録して成績やELOも残りますし、十分に楽しめるのではないでしょうか。

 

難点。ゲーム自体はいろんなボードゲームのルールのいいところ取りをしたという感じで、なんというか色々混ざりすぎてぼやっとした感じです。とはいえ簡単だし戦略もあるしと悪くは無いと思うのですが、細かいところが雑ですね。

例えば地域カードは通常自分の番の最後で新しいカードを取得するんですが、自分の番が回って来るまで見ることが出来ません。実際にカードを持っているのではなくみんなに見えてしまうから当たり前なんですが、他のプレイヤーがプレイしている間に戦略を練るということが出来ません。

また得点表示もずっと「0」のままで最後に得点計算がされます。これって表示している意味があるのでしょうか。それならリアルタイムで得点が変化したほうがまだいいような気がします。

 

最大の難点はとてもクラッシュしやすいというところです。しかも1回クラッシュしたら再起動したとしてもクラッシュし続けてAppStoreから再インストールでしか復帰できません。当然戦績も全リセットされます。

オンライン対戦もBrettSpielWeltのアカウントのみ(でもこれもクラッシュして遊べない)だし、とにかく適当に作ってありますね。

 

唯一のいいところは「Queen Games」というボードゲームの有名どころがアプリを出してきたという点でしょうか。このレベルの内容が続くのなら目を覆いたくなりますけども。

とりあえず600円出す価値は無いでしょう。

 

コマを置いて領地を広げていくボードゲームです。

 

 

     

    Kingdom-Builder100

    ボードゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー / オンラインゲーム
    価格 / ¥840
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.0
    開発 / Queen Games

    iPad 互換 iOS 5.1 以降が必要

     

    Kingdom Builder
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