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■ Lost Cities

互いに1枚ずつカードを出していき点数を獲得していくカードゲーム。山札が無くなったとき得点が高いほうが勝ち。

 

互いに1枚ずつカードを出していき点数を獲得するカードゲームです。8枚の手札から場にある5つの遺跡に向かって1枚ずつカードを出していきます。カードは同じ色の場所にしか出すことはできません。カードは数字が小さい順にしか出すことはできません。カードの数字はそのまま得点となりますが、カードを出した場所は点数がマイナス20点からスタートします。山札のカードが無くなったときゲームが終了し、その時点で得点が高いほうが勝者となります。

 

このゲームの作者は「Reiner Knizia/ライナー・クニツィア」です。クニツィアのカードゲームには「バトルライン/Battle Line」という2人用の傑作といわれるものがありますが、この「ロストシティ」も2人用のカードゲームでは傑作と言われています。シンプルなルールながらジレンマと決断が必要なカードゲームです。

 

そんな「Lost CIties/ロストシティ」のiPhone / iPod touch 版です。

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このゲームはカードを交互に出し遺跡を探険をしてその成果を得点で競う2人用のゲームです。

 

目的は多くの得点を獲得することです。

 

自分の番が来たら

 

・カードを1枚出す

・カードを1枚引く

 

の2つを「出す→引く」の順で行います。やることはこれだけです。シンプルですね。

 

まず最初に色のついたカードが8枚配られます。

手前が自分の「手札」です。右下が「山札」、中央にあるのが5つのライン、遺跡への道です。出したカードはここに並んでいきます。

各ラインの下には「点数」、中央にあるのは各点数の合計です。上にいるのが相手プレイヤーになります。

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自分の番が来たら「カードを1枚」出します。出すときは手札から中央のラインの場所にカードをドラッグします。

カードを場に出すと、ラインの下から出したカードが入って遺跡への巻物が広がります。

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差し込んだカードは、自分が番が終わるまでの間なら引っ張って取り出oし、やり直すこともできます。

カードを1枚出したら、次は右下にある「山札」をタップして「カードを1枚」引きます。必ずカードは出してから引きます。

カードを引いた時点で自分の番は終了です。

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カードは5色あります。カードを出すとき、出したカードの色のラインと違う色のカードを出すことはできません。

このように今出した白いカードのところに赤いカードを出すことはできないのです。赤いカードを出すときは赤いラインです。

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色のカードにはそれぞれ「2~10」までの数字がついています。その数字カードは「1枚ずつ」しかありません。数字カードはそのまま得点となります。

各ラインの下に書かれているのがそのラインの現在の得点です。今は赤と白、それぞれ「5」のカードを出していますのでそれぞれのラインで5点を獲得していることになります。

しかし、各ラインでカードを出した場合は必ず「マイナス20点」から点はスタートします。ですから点数は「-20+5=-15点」になっています。

遺跡を探検するには最初にお金、リスクがかかるんですね。

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ここでまた赤いカードを追加で出したいのですが、同じ赤いカードのラインでもこのカードは出すことは出来ません。

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同じ色のカードは数字の小さい順で出していかなければいけません。場に最後に出したカードよりも小さい数字は出すことが出来ないのです。

赤いラインのところに出しているカードは「赤の5」ですから、ここに「赤の2」は出すことが出来ません。「赤の10」であればここに出すことが出来ます。

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出せないカードはラインの下の「捨て札」に捨てることが出来ます。この「カードを捨てる」プレイも「カードを出す」というプレイの1つです。出す場所はヘ各ラインと同じ色の場所です。

1枚捨てたらカードを1枚引いて終わります。

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自分の番が来たので中央に「赤の10」を出してみましょう。出ているのは「赤の5」ですからこれはカードを出せます。カードは中央にドラッグして出せば、勝手に赤いカードのラインに差し込まれます。

「10」のカードを出したので点数は10点が入ります。

しかし先ほど書いたようにカードは小さい順にしか出せません。カードは「2~10」でそれぞれ「1枚ずつ」しかありません。ですからもうこの赤いラインにはカードを出せないということになります。

得点を多く稼ぐにはうまくカードを小さい順に並べてたくさんのカードを出していくことが重要になります。

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これは「コインカード」です。色のカードは「2~10」の数字カードが1枚ずつですが、このコインカードは各色に「3枚ずつ」あります。

このコインカードを出すとその色のラインの得点が倍になります。1枚だせば「2倍」、2枚出せば「3倍」、3枚出せば「4倍」になります。

ただし得点が倍になるのでマイナスの得点だった場合は、マイナス点も倍になります。最初にカードを置いたら「マイナス20点」からスタートですので、青のラインは今「マイナス40点」になっています。

そしてこの「コインカード」は数字のカードを出す前にしか出すことが出来ません。白や赤のラインのところにはもう「コインカード」を出すことはできないのです。

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ここで「青の4」のカードを出してみましょう。カードの数がそのまま得点になるので「4点-20=-16点」、それがコインカードで2倍になるので「-32点」が現在の青いラインの得点です。

カードを出すときはドラッグだけではなく、カードをタップしてから「Play」または「Discard」のエリアをタップすることで出すこともできます。

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ここで相手が捨て札のカードを取っていきました。

「カードを引く」ときは裏向きのまま山札から1枚引くのですが、山札からカードを引く代わりに場に捨ててある捨て札の1番上のカードを1枚取ることが出来ます。

捨て札は全プレイヤー共通なので、捨て札の上のカードはどちらのプレイヤーでもとることが出来ます。

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相手にカードを取られないようにするには、このように相手が出しているカードよりも小さいカードを捨てていくことです。

そうすればカードを捨て札から取ったところで使うことはできないので、相手に無駄にカードを渡すということはありません。

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このように「カードを1枚出す」「カードを1枚引く」を繰り返して、山札が無くなったらそこで即ゲームオーバーです。

その時の全ラインの合計得点の多いほうが勝者となります。

ルールはとてもシンプルですね。

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このゲームはGameCenterを利用したオンライン対戦が可能です。お友達を招待して対戦することもできますし、ランダム対戦をすることもできます。ランダムで対戦するときは「Auto-Match」をタップします。

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ランダム対戦をやってみたら、ちょうどマッチしたのが「zeitweise」という人でした。

これ「Marcel-Andre’ Casasola Merkle/マルセル・アンドレ・カサソラメルクル」という人で、「呪いのミイラ」などのゲームを作ったドイツボードゲームのデザイナーさんです。

とりあえず対戦スタートです。

まず「黄色の2」から出しましたが、「赤の10」と「赤のコイン」が手札にあるので、赤色をなんとか伸ばしたいところです。

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しかしそこで困るのがこの「緑の10」。

「10」はそれだけで「10点」となるので素晴らしいカードなのですが、これを出すともうそのラインが置けなくなります。なのでなるべくなら後に使いたところです。

ところがこのよう1枚だけポツンとあると、捨てるわけにもいかず、使うわけにもいかず、手札も圧迫するしと非常に厄介なのです。

「赤の9」を引いてきたので、「赤のコイン」カードを使って倍率をあげつつここは様子見です。

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オンラインゲーム中ではチャットはできませんが、下の吹き出しをタップすると顔アイコンを表示して、ある程度コミュニケーションを取れます。カサソラさんは非常に堅実なカードの出し方をしますね。

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このゲーム、ちゃんと出していけるかというよりも、実はどれを「切るか」という「決断」の方が大事だったりします。カードを出せばそれだけで「-20点」になるので、全てのラインを伸ばしていくのはかなり難しいです。

そこでどの色を「捨てるか?」という決断を早めにしておかないとダメなのです。

今回は「白」と「青」を捨てることにしました。コインカードは数字カードを出すともうその色のコインカードは出せません。カサソラさんは「白の6」まで出しているので、ここに白のコインカードを捨てます。

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こちらは「黄色の7」まで出しているので「黄色の3」は使えません。これを黄色の捨て札に捨てます。カサソラさんはアイコン出して機嫌良く「黄色の3」を取っていきました。

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「赤の5」が来て赤が4枚、コインで「3倍」にしてあるのでここから反撃開始です。点数は「-107点」と借金だらけ。でも赤が全部出せればおそらく点が伸びるはず。

顔アイコンでしょんぼりしつつ、ホントはニヤリとしています。

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続けてすぐに「赤の9」「赤の10」と出していってもいいのですが、「赤の8」が来るかもと願いつつ、「赤の7」でちょっと止めておきます。その間にいらない白を捨てていきます。

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「白と青を捨てる」と決めたのですが、我慢できずに「青のコイン」を使ってしまいました。互いに全然青を出さないので、カードを捨てるに捨てられないのです。

その間に赤いコインと黄色いコインも捨てていきます。お互いに数字カードを出しているのでもうこれは使えません。

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「赤の8はもう無理かな」ということで、「赤の9、赤の10」と出すことに決めます。その間にも白いカードばっかり出てくるの捨てまくります。

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青と緑はすでに「コインカード」を出しているので、ここにはなんとかカードを出しておかないとマイナスが大きくなります。手札にある緑は「8+10=18点」、マイナス20からのスタートですからあと1枚緑が欲しいところです。

しかし、ここで「山札」を見てみるともう残り「12枚」しかありません。順調に取っていくとあと6枚ずつしかカードを出せない計算になります。

そこで山札のカードは取らず、たいして必要のない「捨て札」を拾って時間稼ぎをします。

「赤の8」はカサソラさんが持っていたようですね。

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緑のカード、青いカードを手札から出しながら、捨て札の白いカードを引いて時間稼ぎをします。山札残り10枚です。

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ここで「赤の10」を出して、得点が大幅に上昇、一気に逆転です。さらに手札の緑の10も出してマイナス分をなるべく減らしていきます。

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ここでやっと得点がプラスの「12点」になりました。しかし、いらないと捨てていた白いカードを時間稼ぎで引いていたら手札にいっぱい。こんなにあるとうずうずして・・・思わず白を出してしまいました。

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それを見たカサソラさんはすぐに山札を使い切りに走ります。結局白いカードに手を出したのが失敗で負けてしまいました。

作戦を途中でふらふらさせると負けてしまうものです。

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一瞬だけプラスになったところでは勝てていたのですが、そのあと白いカードを使わずに逃げ切ればよかったですね。作戦失敗でした。

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このように順番にカードを出し、そしてカードを引いて点数を伸ばして勝負をします。

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得点はカードの数字を足して計算しますが、各色で8枚以上カードを出すことが出来れば、ボーナスとして「20点」追加されます。この場合の枚数は、数字カードだけではなく、コインカードも枚数に含まれます。

赤のカードは「2-4-5-6-8-10」と6枚しか出ていませんが、コインカードを2枚使っているので合計8枚になります。

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カードを出して遺跡の探険をし、相手よりも多くの得点を獲得して勝利していきましょう!

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互いに1枚ずつカードを出していき点数を獲得するカードゲームです。8枚の手札から場にある5つの遺跡に向かって1枚ずつカードを出していきます。カードは同じ色の場所にしか出すことはできません。カードは数字が小さい順にしか出すことはできません。カードの数字はそのまま得点となりますが、カードを出した場所は点数がマイナス20点からスタートします。山札のカードが無くなったときゲームが終了し、その時点で得点が高いほうが勝者となります。

 

まとめ。

 

目的

・相手より多くの得点を獲得する。

 

自分の番ですること

・カードを1枚出す

・カードを1枚引く

 

これを「出す→引く」の順でプレイする。山札が無くなったら即ゲームオーバー、そこまでの合計得点の高いほうが勝者。

 

カードを1枚出す

・カードを出すときは、同じ色のカードの列にしか出すことが出来ない。

・カードを出すときは出してあるカードより大きい数字のカードしか出すことが出来ない(2→10の順)。

・コインカードは1枚出すとそのラインの点数が倍になる(マイナスも倍)。

・コインカードの倍率は、「1枚=2倍」「2枚=3倍」「3枚=4倍」になる。

・コインカードは1番最初だけ出すことが出来る。

・1度数字カードを置いたらそのラインにはコインカードは出せない。

 

カードを1枚捨てる

・カードを置けなかったり、置きたくない場合でも必ずカードは1枚捨てなければいけない。

・カードを捨てるときは場の色のラインの捨て札に置く。

 

カードを引く

・カードは、伏せてある山札から1枚引いてもいいし、色のラインの捨て札から1枚取ってもいい。

・捨て札から取る場合は、1番上のカードだけ取ることが出来る。

・自分のその番で置いたカードは取れない(次の番以降なら取れる)。

 

点数

・そのラインに出してあるカードの数字の合計が点数となる。

・ラインにカードを置いた時点で、「-20点」になる。

・1枚も置いていないラインは、「0点」のまま。

・ゲーム終了時に手札に残ったカードは点にはならない。

・それぞれの色のラインで8枚のカード(コインカードも含む)を置くことが出来たら、20点のボーナスがもらえる。

・ボーナスの点にはコインカードの倍率は適用されない。

 

・カードは2~10の数字が書かれていて、それぞれ1枚ずつしかない。

・コインカードは各色で3枚ずつ。

 

クニツィアの2人用傑作カードゲーム「ロストシティ」です。クニツィアの2人用のゲームの傑作には「Battleline – A Reiner Knizia game」というのがありますが、このロストシティもまた傑作と言われています。

 

ルールは非常にシンプルで、カードを1枚出して1枚引くだけです。カードは5色あり、それには2~10までの数字が書いてあります。数字は2なら2点、10なら10点とそのまま点数になります。

カードの出し方にはルールがあって、色のカードは同じ色のラインにしか置くことが出来ません。違う色を重ねるということはできないのです。またカードは数字の小さい順に出さなければいけません。「4-5-6」とカードを出したら、そのあとに「2-3」は出すことが出来ません。場のカードより常に大きい数字のカードを出してかなければならないのです。

そしてカードは、ここが重要ですが必ず出して引きます。引いて出すならカードを選んだりできますが、出して引くときはそこで「決断」をしないといけません。

 

数字の小さい順に綺麗に並べれば、それだけ多くのカードが出せるので得点が伸びます。しかしそんな都合よくカードが来るとも限りません。「4-5」と並んでいるカードに、「7」を出してからカードを引いてきたら「6」が来てしまったということが起きるのです。

「6」をあきらめて「7」を出すという「決断」が裏目に出てしまったということになりますね。ロストシティではこのように「決断」が裏目に出ることが多く、しかし決断しなければならないというゲームなのです。

 

「4-5-7」で「6」が来たら、この「6」はもう出せませんから、これは自分には必要のないカードになります。しかしここもポイントです。

「自分が必要なくても相手には必要な場合がある」ということです。

カードは色の捨て札に捨てることが出来ますが、「捨て札は共通」です。そしてカードを引くとき、山札から引く代わりに捨て札から取ることが出来るのです。そういう時に相手が欲しいカードを捨ててしまうと相手の得になってしまいます。

ところが、相手が得なカードでも自分には全く必要のないカードです。これが手札にあると常に自分の手札を圧迫し続けるわけです。要らないカードが手にあり続けるというはキツイですね。

 

ゲームは得点で争います。5色あるので5つの得点の合計になります。得点を伸ばすならまんべんなく点数を伸ばしたほうがいいのですが、しかしここでもポイント。

「その色の1枚目のカードを置いた時点で-20点」になってしまいます。

ゲームのテーマが遺跡探検なので、その遺跡にチャレンジするにはまず最初に借金から始まるということですね。

 

手札に1色のカードの合計が20点以上集まっていない場合は、最終的な点はマイナスになることになります。ですからまんべんなく5色にチャレンジしてマイナスが増えるるよりは、早いうちから得点を伸ばせそうな色を決めて、他の色はあきらめるというのが重要になります。ここも「決断」ですね。

数字は小さい順にしか置けませんから、できれば数字カードが20点以上になるまでためてから出したいところですが、そこまでためるとこれまた手札を圧迫していきます。

 

「カードを1枚出して1枚引く」、たったこれだけのなのに、色や順番、相手のカードの置き方を見て、いろいろと捨てていく「決断」というのを下し続けなければいけません。

カードを引いてくるゲームなので「運」によるところもかなり多いのですが、常に厳しい選択をし続けなければいけないという部分がとても面白いです。

「どの色で攻めるか」「どの順番でカードを出すか待つか」「欲しいカードをどこであきらめるか」「どの色のコインカードで倍率を上げるか」、「運」のおかげで実力差もつきづらく、かといって適当に出しては確実に負けるし、きちんと積み上げても最後はやっぱりカード運だったりという感じで、とても運と戦略のバランスの良いゲームだと思います。

 

このゲームを改良したのが「Keltis」ででそれはドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。ロストシティの運の要素を低くしたり、戦略の幅を広げたり(小→大、大→小どちらでもOKなど)、コマを進めるということで得点をわかりやすくしたりと完成度が高くなっています。

個人的には「Reiner Knizia’s Poison」みたいな、ああいう一瞬でわかりやすいジレンマというのが好きなんですね。ケルトも面白いのですけど、ジレンマを感じる前に手を伸ばすためにいろいろと石の数とか考えないといけないので面倒くさいなと思ってしまうところがあるんですね。

そういう意味ではロストシティと近いのは「Battleline – A Reiner Knizia game」の方なのですが、バトルラインも読みや駆け引き、中期的な戦略がかなり重要だったりします。ジワジワと攻めていく非常に熱いゲームです。

 

ロストシティは「出したいけど出せない」とか「ためると邪魔になる」とか「捨てれば取られる」とか、プレイしていて困ってしまうという部分がとてもわかりやすいんですね。

シンプルすぎる感もありますが、あまりガチガチのゲームよりはこのくらいの手軽さで気軽に遊べるのがとてもいいです。

 

ただ実際のロストシティのカードゲームには弱点があって、それは得点計算がやりづらいこと。合計点から20点引けばいいだけの話ですがそれがわかりづらいんですね。

しかしこれはそういう点数計算はすべてやってくれて、しかもリアルタイムで得点数字が変化していきます。マイナスから始まって徐々にプラスに変わって点数が追いついていくというのは非常に気分がいいですね。

 

グラフィックはとても素晴らしいです。カードを中央の装置に差し込むと中央の巻物が伸びていきます。この巻物に数字も書いてあるので、出したカードが一目瞭然というわけです。装置の中央にはちょっと色が変わった部分があるのですが、これが「ゼロ」の地点で、ここまで巻物が伸びると点はマイナスからプラスに変わります。

つまりカウンターの数字でも点数はわかるし、現在どの色がどのくらい点数が伸びているか巻物の長さで棒グラフのようにわかるようになっています。

 

カードゲーム版のものはカードが大きく、そのカードに綺麗なイラストが描かれていましたが、これはそういうイラストはすべて排除し、色と数字のカードだけでシンプルに遊べるようになっています。操作もドラッグでカードを出したり、「カードタップ→エリアタップ」でも出せたりとても遊びやすいです。AIは4種類の強さがあり、対戦するたびレートが変わっていったりするのもやりがいがありますね。

これを作ったのは「Carcassonne」を作った「TheCodingMonkeys」なので、グラフィック、BGM、システムなどアプリの完成度が非常に高いです。

 

またGameCenterを利用したオンライン対戦もできます。オンライン対戦はプッシュ通知を利用した非同期対戦、同期対戦両方できるので時間に縛られるということはありません。ロストシティのゲーム自体は10~15分くらいで終わり非同期で遊ぶほどではないので、サクッと対戦するのがいいのではないでしょうか。

 

今回オンライン対戦で1番最初にマッチしたのが「Marcel-Andre’ Casasola Merkle/マルセル・アンドレ・カサソラメルクル」という「呪いのミイラ」とか「フェレータ」とか「アッティカ」とか作ったドイツのボードゲームデザイナーの人でした。

本人が実際に対戦したのかどうかはわかりませんが、そのすぐあとに本人のツイッターアカウント@zeitweiseから

 

 

というメッセージが来てました。

 

それで「なんでカサソラがライナークニツィアのゲームで遊んでるの?」と率直に疑問に思って、このロストシティのアプリのクレジットをみてみたら、Software Design、Interface Design、Graphical Designに「Marcel-Andre’ Casasola Merkle」と思いっきり書いてありました。

ようするにカサソラはアプリの制作側だったみたいですね。ゲームのスクリーンショットにもイラストが出てたわけがわかりました。

 

難点。プレイ時間は10分程度、アチーブメントなどはありますが、ゲームとしてはシンプルなのでやり込めるというものではありません。運が絡むのでそういうのが嫌いな人もいると思います。得点はリアルタイムで見やすいですが、マイナス「-」が見えにくいのでパッとみたとき混乱することがあります。

モードはAI対戦と、GameCenterでのオンライン対戦しかありません。ローカル対戦、本体を持ち替えての対戦はありません。

universalではありません。このあたりの対応は今後のアップデートに期待しましょう。

 

Lost CitiesはiPhone用にデザインされているので現在はiPad版のリリース予定はないそうです。将来的にはわかりません。

BGMがとてもいいのですが、サウンドトラックがiTunesで配信されていました。ゲーム中はこんな曲が流れます。


 

簡単に遊べてジレンマも決断も必要なバランスの良いカードゲームです。おすすめ。

 

 

     

    Lost-Cities100

    ボードゲーム / カードゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー / オンラインゲーム / おすすめ
    価格 / ¥480
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.01
    開発 / TheCodingMonkeys

    iPhone、iPod touch および iPad 互換iOS 5.1 以降が必要

     

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