■ CubeSieger
互いにコマを動かしてキューブを置いていくボードゲーム。先に相手のコマを動けない状態にしたプレイヤーが勝ち。
互いに駒を動かしてキューブを置いていくボードゲームです。自分の番では、最初に置いてある自分のコマを1マス動かします。そのあとに盤上にキューブを1つ置きます。この2つのプレイを順番に行っていきます。コマを動かすときキューブの上に登ることができます。しかし、降りることはできません。キューブは3段まで積み上げることができます。コマは3段目のキューブには登れません。コマは2段差のキューブには登ることができません。これを繰り返して、先に相手のコマを動けない状態にしたプレイヤーが勝ちになります。
かつて「Posit/ポジット」というアブストラクトボードゲームが発売されていましたが、これはそのiPhone / iPod touch / iPad版です。
画面には6×6の盤が置いてあります。盤上には白色と黒色のコマが置いてあります。1つは自分のコマで、もう1つは相手プレイヤーのコマになります。
ゲームの目的は相手のコマを動かせなくすることです。
自分の番がきたら
・盤上の自分のコマを1マス動かす
・キューブを1つ置く
を「動かす→置く」の順番でプレイをします。
自分のコマは周囲1マスの好きな場所へ移動させることができます。
自分のコマを1マス動かしたら盤の端にキューブが出てきます。
このキューブをドラッグして盤上の空いている好きなマスへ置くことができます。そしてキューブを置くと相手の順番になります。
相手も同じように「自分のコマを動かす→キューブを置く」をプレイします。
自分のコマを動かすときは、すでに置いてあるキューブの上に登ることができます。
ただし、コマをキューブから降ろすことはできません。
登るときは周囲8方向に進めましたが、今度はヨコにあるキューブの場所にしか進むことができなくなっていますね。コマはキューブから降ろすことはできず、同じ高さの場所の周囲1マスしか進むことはできません。
キューブは置いてあるキューブに重ねて乗せることができます。乗せた2段目のキューブは緑色で表示されています。
この2段目の緑色のキューブにも同様に自分のコマを登らせることができます。当然登った場合は、コマは下に降りることはできなくなります。
キューブは最高3段まで積み上げることができます。3段目は青色に表示されます。
コマはこの3段目の青いキューブには登ることができません。登ることができるのは2段目(緑色)の上までです。
ゲームの目的は相手のコマを動かせなくすることです。左下の3段目にキューブを乗せてしまうと、次の順番で自分のコマを動かす場所がありません。
それでは負けてしまいますので、こちらの右上のほうにキューブを乗せてみましょう。
しかし黒のコマが斜めに登り、さらにキューブを置かれてあっさりと詰んでしまいました。
このように順番に動かしてキューブを置いて、相手が自分の番でコマを動かすことができない状態にすると勝ちになります。
当然ですが、コマは盤の端にいるよりも中央にいたほうが動かせる範囲は広くなります。
その場の状況にもよるのですが、コマは斜めに動かしていったほうが詰みづらくなります。
ゲームとしては、最初はこんな風に「自分のコマを動かしてルートを確保しつつ、相手のそばへキューブを置いて邪魔をする」という展開になります。
しかし、コマは斜めにも動かせるので、なかなか包囲することはできず、意外にするりと抜けていってしまいます。
そして基本の戦い方はこの位置です。相手のコマの近くです。
実は遠くにいるといくら包囲しづらいといっても後手後手になりやすくあまりいいことはありません。危ないな、と思ったらとにかく相手のコマに近づきましよう。
ここではもう動かすことができませんね。1段目のキューブに登りましょう。この場合も相手のそばへ近づいてみます。
黒のコマが今この位置にいますが、ここから右下のほうへ登らせると広大に動ける場所ができてしまいます。そこでなんとか裏側のスペースへ追い込みたいところです。
相手は裏側のスペースに移動しました。1段目に登るのは遅ければ遅いほどいいですからね。こういう動きをしがちです。こちらはすでに1段目に登っているので下の場所には降りることはできません。
うまく奥に入ったのを見て2段目を積み上げて包囲していきます。コマは1段ずつしか登れませんのでこうやって追い込んでいこうという作戦です。
2段目が詰みあがったといって喜んでこんなところに置いてはいけません。あっさりと登って逃げられてしまいます。手堅く3段目を積み上げていきます。
こちらは逃げる場所がたくさん。相手の黒コマはあんな場所に閉じ込められています。圧倒的ですね。
と思ったらなぜか負けてしまいました。
このゲームはこのように追い詰めたと思ったら追い詰められていたというのが頻繁に起きてしまうゲームなのです。常に自分の逃げ場の確認しておきましょう。油断は禁物です。
相手のコマのいる場所には自分のコマを移動できませんので、コマをも壁として利用します。自分のコマと置くキューブの2つで追い込んでいきます。
また互いのコマ同士が近ければ、相手がこちらの邪魔をしようと置いたキューブは、自らの逃げ道を塞いでしまう結果になります。
そういうミスを誘うためにも近づいてプレイするのがいいでしょう。
またあっさりと詰まされてしまいました。キューブを乗せる場所、動く場所をしっかりと見極めましょう。
キューブは1人プレイと2人プレイを選択することができます。1人プレイでは「やさしい」「ふつう」「つよい」「てごわい」の4つの強さを選べます。また先攻後攻を選ぶこともできます。
2人プレイでは持ち時間を決めてプレイできます。上下にキューブが出てきますので、本体を下に置いたまま向かい合ってプレイすることが可能です。
また32問の「詰めキューブ」の問題もあります。指定された回数で相手のコマを動かせなくするとクリアです。
またGameCenterを利用したオンライン対戦、Bluetoothを利用した対戦も可能です。
自分のコマを動かしキューブを置いて、相手のコマを動かせなくしてしましょう!
互いに駒を動かしてキューブを置いていくボードゲームです。自分のコマを1マス動かし、そのあとに盤上にキューブを1つ置きます。これを順番に繰り返してプレイし、先に相手のコマを動けない状態にしたプレイヤーが勝ちになります。
かつて「Posit」というゲームが発売されていました。中身は白くつやつやとしたたくさんのキューブとコマが入っているだけというゲームです。しかしすでに絶版になってしまい、その後類似のゲームが発売されたり、またプレイステーションのゲームになったりといろんな形でちょこちょこと出てきていたのですが、今回はiPhone/iPod touchのゲームとして登場しました。
元となったのは「アイソレーション」というボードゲームではないかと思います。これは1コ動かしてから床を1つ抜くというスタイルで、同じように相手を動かせなくしていくゲームです。そっくりのゲームがAppStoreにあったのですが、タイトルはすっかり忘れてしまいました。
ポジットはそれを「キューブを積み上げる」という形で発展させました。抜いていくのも面白いですが、このキューブを積み上げていくという視覚的なものと、またそこに登ってじわじわと追い詰められていく感じが非常に面白いゲームです。
こういうゲームはアブストラクトゲームというジャンルになります。それぞれのコマなどに能力差が全く存在せず、そしてすべての情報が公開され、運の要素が全くからまない、そういうゲームをアブストラクトゲームといいます。オセロとか囲碁とかがそうですね。互いの情報が完全公開でさらに運の要素が絡まないため、ミスをしない(強い)人にはまず勝てません。
ゲームのプレイ自体は非常に単純です。「自分のコマを動かして、キューブを置く」、これだけです。こういうのもアブストラクトゲームの特徴ですね。プレイは単純ですが、「どこに置くか」という選択の場所が非常に広いのです。どこに置くかとても迷うので「ミスもしやすい」「ミスをしたほうは負けていく」というわけです。
このCubeSiegerでキューブを置く場合は、相手のコマの邪魔をして囲い込む場合と、自分の足場を作るという2種類が考えられます。
プレイの仕方としては、最初は離れて動きつつ、途中から相手のコマに近づいていきます。自分のコマと置くキューブの2つで攻めていくのが1番効率がいいやりかたでしょう。遠くに離れていると自分のコマでは追い込めないし、8方向に動けるコマを1個のキューブで追い込んでいくのはかなり難しいです。
ですから近づいて「コマを動かす=守備」「キューブを置く=攻撃」という感じなところを、「コマを動かす=攻撃」「キューブを置く=攻撃」にしてしまうわけですね。
さらに言えば近づくと相手が置いたキューブも相手を追い込むことに利用できます。つまり相手がこちらを追い込むために置いたキューブは、当然近くにいる相手のコマの動きを制限する形になるわけです。
もちろんそれは逆もしかり、こちらが置いたキューブはこちらの邪魔にもなります。この超接近戦で互いに攻撃をしあい、相手の動きをけん制しかわしつつキューブを置いていく、接近戦の攻防が非常にスリリングです。
また2回のアクションがあるというのも特徴です。通常はコマを動かして逃げ道を確保していくのですが、だんだんとこれが相手を詰めるほうばかりに集中してしまって、自分の逃げ道のほうがおろそかになっていくんです。
そうなるとポジットのゲームの宣伝文句にもあるように「勝ったと思ったら負けていた」ということが起きます。自分が攻めているときは相手も攻めているとき、自分が追い詰めているときは相手も追い詰めているとき。その差は1手とか2手とかそのくらいです。このあたりのじわじわとしたせめぎあいが深いです。
ポイントとなるのはやはりキューブをあがるときです。どこで登るかタイミングと場所が重要です。このゲームで戦略といえるようなところはここぐらいじゃないかと思います。
実はキューブの置き方とかではあまり定石のような手が見つからず、また手を読み切るのも難しいので全体的にぼやーっと進んでいきます。それこそ勝っているのか負けているのかよくわからないのですが、このキューブを登るタイミング次第では一気に負けてしまうことがあります。
ですからタイミングだけは注意です。当たり前ですが、キューブを登れば降りることはできず足場が少なくなるので詰みやすくなります。
ゲームのグラフィックは綺麗です。とても丁寧にできていてなんか任天堂のゲームみたいですね。キューブを段数で色分けしたのも見やすくていいし、またキューブが微妙にずれて詰みあがっていくのもリアルです。やっぱりこれはキューブを積み上げていく感じが重要な点だと思うので、そのへんがうまく再現できていると思います。
またメニュー画面がちょっと変わっていて面白かったです。
対戦モードも1人プレイ、2人プレイ、詰めキューブ、またオンライン対戦と、最初からきちんと豊富に揃っていてうれしいですね。もともとのゲームが非常に質の高いアブストラクトゲームだったのですが、それをとても丁寧にまとめてある完成度の高いゲームだと思います。
難しそうに見えますが、実際はあっさりと決着がついていくのでちょっとした時間に手軽に遊べるゲームではないかと思います。
難点。いくら手軽に遊べて奥が深いといってもアブストラクトゲーム。どんなに丁寧でも綺麗でも合わない人には合いません。
コマを動かしたあと盤の端にキューブが自動的に出てくるのですが、位置を確認しようと視点を変えるときにこのキューブをつかんでしまい、そのまま盤上に置いていしまうことがあります。もちろんアンドゥで戻せるからいいのですが、結構これがイラッとします。
詰めキューブは面白いのですが、ちょっとボリューム不足ですね。ユーザーが問題をエディットで作れたり、また他プレイヤーの対戦内容をダウンロードして再現プレイができたりしたらもっと楽しめるのではないかと思います。
あとはたまにキューブを乗せるときに崩れちゃったりしたら楽しいかもしれませんね。リアルな感じということで。
なんで「Posit」で出さなかったんでしょう
キューブを置いて相手を追い詰めていくボードゲームです。

ボードゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー / オンラインゲーム / おすすめ
価格 / ¥170
カテゴリ / ゲーム
バージョン / 1.0
開発 / Rozetta Corporation
iPhone、iPod touch および iPad 互換
iOS 3.0 以降が必要








