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■ Reiner Knizia’s Modern Art: The Card Game
順番に画家のカードを出していくカードゲーム。全ラウンド終了時にもっとも高得点のプレイヤーが勝ち。

 

順番に画家のカードを出していくカードゲームです。自分の番で手持ちのカードを出していき、だれか1人の画家の人気が出たところでラウンドを終了します。出した絵画のカードの枚数で画家の価値が上がっていきます。そして自分が公開した画家の価値分の得点が入ります。全ラウンド終了時にもっとも高得点を得たプレイヤーが勝ちになります。

 

「Reiner Knizia/ライナー・クニツィア」の3大競りゲームといわれている「Medici」「Ra」、そして最後の1つが「Modern Art」です。モダンアートこそクニツィアの競りゲームの最高傑作といってもいいゲームです。

この「Modern Art The Card Game」はそんなクニツィアのモダンアートから「競り」の部分を全部とってしまったカードゲームです。しかしモダンアート自体の感触は十分味わえるゲームです。

 

そんな「モダンアート・ザ・カードゲーム/Modern Art The Card Game」のiPhone / iPod touch / iPad版です。

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ゲームをスタートすると絵画のカードが13枚配られます。全て配られたらゲームスタートです。

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ゲームの画面はこのようになっています。下が自分の手札、向かい側と両側が相手の公開した札になります。中央に伏せてあるのが山札で、右下が自分の公開した絵画の札になります。

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中央に並んでいるのが画家たちの情報です。真ん中が画家の名前で、左側はそれぞれの画家の札の「公開された枚数/総枚数」が表示されています。右側はそれぞれの画家の絵画の価値を示しています。小さくついている数字が得点で、右上にあるのがラウンド数になります。

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画家のカードは5種類しかありません。そしてそれぞれ枚数が決まっています。

これが「Yoko」です。緑色のカードです。全部で18枚あります。

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これが「Christin P.」です。オレンジ色のカードです。全部で19枚あります。

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これが「Karl Gitter」です。紫色のカードです。全部で20枚あります。

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これが「Krypto」です。茶色いカードです。全部で21枚あります。

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これが「Lite Metal」です。黄色いカードです。17枚あります。実はここに表示されている人こそ「Reiner Knizia」本人です。

以上5人の画家のカードがあります。

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まず最初に中央に山札から1枚カードがめくられて公開されます。

このゲームのプレイ自体は非常にシンプルです。

 

自分の順番が来たら

 

・手札から絵画のカードを1枚出して公開する

 

以上です。

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ちょうど自分の番からなので、最初に配られた13枚のカードから好きな絵画のカードを選んで出してみましょう。まずはこの「Yoko」を1枚タップしてから上の「PLAY」をタップして決定します。

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自分が公開したカードは右下に表示されます。これでやることは終わりです。

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時計回りに次のプレイヤーが順番にカードを出していきます。

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全員が1枚ずつ絵画のカードを公開しました。公開したカードはプレイヤーの前に表示されています。

さてここで中央の「公開枚数/総枚数」の部分を見てください。全員が公開した絵画カードの枚数がここに表示されます。自分が出した「Yoko」は自分と右隣のプレイヤーの2枚が出ているので「2/18」、つまり「総枚数18枚で2枚が公開されている」となっています。

中央に公開された1枚の絵画カードも含めてカウントされるので「Lite Metal」は3枚になっています。

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続けます。また自分の番なので「Yoko」を出してみましょう。公開した絵画カードは「Yoko」が3枚になります。

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なんと他のプレイヤー全員が「Yoko」を出しました。これでラウンド終了になります。

こうやって1枚ずつカードを順番に出していくのですが、実は誰か1人の画家のカードが「6枚」公開された時点で、そのラウンドが終了になります。

この場合、「Yoko」が6枚出てしまったのでここで1ラウンドが終了になり、得点の計算にが入ります。

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この得点計算のところがちょっと面白いところです。

ラウンドが終了した時点で「もっとも多くの絵画カードが公開されていた画家」の価値が3上がります。

つまりここでは「Yoko」が6枚ですから1番公開された画家になります。画家の名前の右側の価値のところが「+3」になり価値が上がります。

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次に最も多くの絵画カードが公開されていた画家は「Lite Metal」の3枚ですね。2番目に多かった画家は価値が2上がります。

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3番目に多かった画家の価値は1あがります。ここでは「Christin P」と「Karl Gitter」「Krypto」は「0」で同数でした。こういう場合は総枚数の数字が少ない画家が上位になります。ですから「Christin P」の価値が「1」あがります。

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価値が上がるのは上位3名だけです。「Karl Gitter」と「Krypto」は価値の上昇はありません。

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このラウンドでの画家の価値が決まったところで、今度はプレイヤーの得点計算に入ります。

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得点自体は難しいことはありません。自分が公開した画家のカードを、今決まった画家の価値の得点で1枚ずつ加算していくだけです。

例えば、今自分は「Yoko」を2枚公開しました。ラウンドが終了して価値の計算が終わって、「Yoko」の価値は「3」になりました。

自分は「Yoko」を2枚公開しているので「3×2=6」で6点入るというわけです。

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得点が6点になっていますね。これを各プレイヤーごとに計算してきます。左側と向かい側のプレイヤーは「Yoko1枚」と「LITE METAL1枚」です。「Yoko」が「3」で「Lite Metal」は「2」ですから足して5になるというわけです。

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得点計算が終わったらラウンド2になります。追加カードが山札から4枚配られます。

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さて、各画家のカードにはそれぞれマークがついています。これは特殊カードのマークで、このマークがついているカードは出したあとに色んな効果を発動します。

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とりあえず1枚ずつ出してみましょう。

この横に2本の棒が引いてあるようなマークは「もう1枚同じ画家のカードを公開で出す」というカードです。

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このカードを出したら、追加でもう1枚同じ画家のカードを出すことが出来ます。ここで「Lite Metal」のカードを出すということは出来ません。ここで出せるのは「Yoko」だけです。

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2枚目を出しました。1回の順番で2枚出せるのですから強いですね。左のプレイヤーも追従して「Yoko」を出していっています。

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また自分の番です。次はこの「2」と書かれたマークのカードです。

これは好きな画家に「賞ボーナスを2点追加」できます。

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「2」のカードを公開したら左上に「+2」という数字が出来ます。上のラウンド数の隣にもプレイ中のマークが表示されます。

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ここで真ん中の画家の名前の中から賞ボーナスを加算したい画家をタップします。

そうですね。やっぱり「Yoko」にしましょう。

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「Yoko」の価値が「+3」に2点足されて「+5」にあがりました。

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おっと、左隣のプレイヤーが「Yoko」を出したので「Yoko」が6枚になりました。ここで2ラウンドが終了です。

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また先ほどと同じように「もっとも多くの絵画カードが公開されていた画家」の価値が3上がります。

「Yoko」が1番多く公開されていたので「Yoko」の価値が3上がります。

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今回は場のカードと向かい側のプレイヤーの2枚で「Krypto」が2位でしたね。

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3位は「Lite Metal」です。1上がります。

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さてこのラウンドでの価値が決まったところで各プレイヤーの得点計算にはいるわけですが、ここで注目して欲しいのは画家の価値です。画家の価値はラウンドを経過しても累積されていきます。

つまり毎回トップが1枚につき3点もらえるのではなく、各ラウンドで累積された価値分の得点が入っていきます。

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1ラウンド目は「Yoko」は1枚3点でしたが、2ラウンド目は「1位の+3点」と特殊カードで追加した「賞ボーナス+2」で価値は「8」になっています。

つまりこの2ラウンドでは「Yoko」は1枚につき「8点」貰えます。3枚公開していますから「24点」ですね。

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得点が計算されて追加され30点になりました。また4枚が山札から配られ3ラウンドのスタートです。

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特殊カードの説明を続けましょう。このナナメに2本の線が入っているマークは「もう1枚好きな画家のカードを伏せて出すことが出来る」カードです。ラインの片方が薄い色になっていますね。

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この特殊カードの場合は好きな画家のカードを出せます。続けて「Yoko」でなくてもOKです。ここは「Lite Metal」が高くなりそうなので出してみましょう。

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この伏せられたカードはラウンド終了時に公開されます。

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見ての通り伏せて出したのは「Lite Metal」ですが、このカードはカウントに入りません。ですから実は今は「Yoko」と「Lite Metal」は3枚で同数ということですね。

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次はこの4つの点が付いている特殊カードです。これは「全員好きな画家のカードを同時に出す」というカードです。

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このカードが出されたら手札から1枚ずつ好きな画家のカードを選んで出していきます。

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他のプレイヤーも全員伏せて1枚ずつ出します。

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全員が出したらそれを同時に公開します。なんと他のプレイヤーはみんな「Lite Metal」でした。6枚を越えたので一気に3ラウンド終了です。

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ここで画家の価値を決める前に、先ほど伏せて出したカードの公開をします。

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自分が伏せたカードは「Lite Metal」です。あぶなかったですね。何とか点が貰えそうです。

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公開されたらまた「もっとも多くの絵画カードが公開されていた画家」の上位3名に「+3」「+2」「+1」の価値が追加されます。

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先ほどまでの2ラウンドではパスをしたのですが、実はプレイヤーの得点が計算されるとき、自分の手札の中から自分が公開した画家のカードの種類のうち1枚を追加して出せます。

今は公開したカードが「Yoko2枚」「Lite Metal1枚」「Krypto1枚」なのでこの3種類のうち1枚を手札から追加できます。

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価値10の「Yoko」を追加したいところですが手元にないので「Lite Metal」を1枚追加しましょう。選んだら上の「SCORE」をタップします。

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ここでもう1つ重要な点があります。

実はプレイヤーの得点は各ラウンドで上位3位に入った画家の分しか入りません。

例えば公開したカードに「Krypto」が1枚ありますが、このラウンドでは4位になっています。本来なら「Krypto」の価値2点を貰えるところですが、上位3名に入らなかったのでこれは貰えません。

そのラウンドで上位3名に入れなかった画家のカードをいくら公開していようが0点になります。

今回は「Lite Metal」が2枚で「6×2=12点」。「Yoko」が2枚で「10×2=20点」。「Krypto」は1枚ですが4位なので0点です。計32点がこのラウンドで得られる得点になります。

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次のラウンドです。このゲームは4ラウンドで終了です。つまりここがラストラウンドになります。そして4ラウンド目はカードが追加されません。

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ここで「Yoko」を出して稼ぎたいところですが手札にありません。しかも1巡目ですでに「Chistin P.」が4枚も出されています。

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ここは「Krypto」をたくさん出して攻めるしかないでしょうか。

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と、思っていたのですが、あっさり「Christin P.」が6枚に達して終了です。

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ラウンドが終了したので画家の価値が公開数によって決まります。

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続いて自分の追加分の1枚です。公開したカードしか追加できませんから、「Krypto」を1枚出します。

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6点が追加されて今回の総得点は「68点」でした。

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残念、2位になってしまいました。ゲームはこんな感じでプレイしていきます。

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最後の1つの特殊カードの説明です。この四角いマークのカードは「山札から1枚追加カードを引く」です。出すと山札から1枚貰えます。

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特殊カードは以上の5種類になります。

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画家の絵画カードを出して流れを作りつつ、価値を高めて稼いで高得点を狙いましょう!

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まとめ。

 

目的

・カードを出していって得点を得る。

 

自分の番ですること

・手札から1枚、絵画カードを出す。

 

補足

・ラウンドスタート時に山札からカードが1枚公開される。これも絵画カードのカウント数に入る。

・手札から絵画カードを1枚出すとき、そこに特殊マークがついていたら出したあとその効果が発動する。

・絵画のカードは「Lite Metal(17枚)」「Yoko(18枚)」「Christin P(19枚)」「Karl Gitter(20枚)」「Krypto(21枚)」の5種類。

・どれか1つの画家のカードが6枚以上公開された時点でラウンド終了。

・4人プレイの場合、1ラウンド目13枚、2ラウンド目4枚、3ラウンド目4枚、4ラウンド目0枚が山札から手元に追加される。

・3人プレイの場合、1ラウンド目13枚、2ラウンド目6枚、3ラウンド目6枚、4ラウンド目0枚が山札から手元に追加される。

・ゲームはラウンド4で終了。

 

特殊カード

・山から1枚引く (各画家1枚ずつ)

カードを公開したら山札から1枚カードを引く。

 

・もう1枚同じ画家のカードを公開で出す (各画家1枚ずつ)

カードを公開したら、自分の手札から今公開した画家と同じカードをもう1枚公開する(2枚目に出したカードに特殊マークがついていても効果は発動しない)。

 

・もう1枚好きな画家のカードを伏せて出す (各画家2枚ずつ)

カードを公開したら、自分の手札の中から好きな画家のカードを伏せて出す(2枚目に出したカードに特殊マークがついていても効果は発動しない)。ラウンド終了時に伏せたカードは公開する。

 

・全員が同時に好きな画家のカードを出す (各画家1枚ずつ)

カードを公開したら、全てのプレイヤーが手札から1枚伏せて出し、全員が出したら公開をする(2枚目に出したカードに特殊マークがついていても効果は発動しない)。

 

・賞ボーナスを追加する (各画家1枚ずつ)

カードを公開したら好きな画家に賞ボーナス2点を加えられる。

 

ラウンド終了時の画家の得点計算。

・最初に伏せて出したカードを公開する

・公開したあと最も多くのカードが公開されていた画家に+3が入る

・2番目に多かった画家に+2が入る

・3番目に多かった画家に+1が入る

(同数だった場合は総枚数が少ない方が上位になる)

 

プレイヤーの得点計算

・公開したカードの中で上位3位に入った画家のカードがあれば、1枚につき画家の価値分の得点が入る。

・4位、5位のカードはいくら絵画カードを公開していても得点は入らない。

 

 

順番に画家のカードを出していくカードゲームです。自分の番で手持ちのカードを出していき、だれか1人の画家の人気が出たところでラウンドを終了します。出した絵画のカードの枚数で画家の価値が上がっていきます。そして自分が公開した画家の価値分の得点が入ります。全ラウンド終了時にもっとも高得点を得たプレイヤーが勝ちになります。

 

「Reiner Knizia/ライナー・クニツィア」の「Modern Art」です。

自分の手札からカードを出してお金を使い、普通の競りや1巡のみの競り、非公開で競りなど、たくさんの種類の競りを行っていくのが得点を重ねていくのがモダンアートです。まさにクニツィアの競りゲームの最高傑作といってもいいゲームです。

この「Modern Art The Card Game」はそんな「モダンアート」から「競り」の部分を全部とってしまったカードゲームです。モダンアートが発売されるとアナウンスがあったので期待していましたが、思わず「こっちか」とつぶやいてしまいました。

しかし、この「モダンアート・ザ・カードゲーム」。モダンアート自体の感触は十分味わえるなかなかのいいゲームです。

 

まず「競り」の最高傑作から「競り」を取ってしまうというこの大胆さ。しかし肝心の部分を除いたことで、意外とゲームのエッセンスがうまく絞られた面白いゲームになっています。

競りで重要なのはやっぱり相場というもので、「これが高いぞ」「これが今売れてる」というのが大事なんです。「メディチ」も「ラー」も競りゲームではあるのですが、モダンアートと比べるとちょっとボヤけた感じがあります。モダンアートはその相場というのがしっかりとわかるんです。

 

このカードゲームは「価値」という数値で思いっきり表示されているので、非常にわかりやすいですね。しかも全員が札を公開していくので「今売れてる」もわかります。ラウンドごと順位が決まって画家の価値が上がっていきます。しかも4位、5位のカードを出していたら0点で得点になりません。ということは、「今売れてる」に乗っていかないと得点が増えていかないんです。これがちゃんと乗っていかないと、ポツンと取り残された感じがしてくるんですよね。不思議です。

ですから流れを読んで得点を拾っていかないといけません。

 

今回は「Yoko」を集中して出していきましたので「Yoko」の価値がずいぶんと上がりました。このゲームではこんな風に相場の直接操作ができてしまいます。この相場の操作も競りでは重要なポイントです。自分が突っ込んでいけば当然他のプレイヤーも乗っかってきます。先ほどの「今売れてる」が自分で作れてしまうのです。

 

この「モダンアート・ザ・カードゲーム」は「今売れてる」を自分から動いて作ったものが勝っていきます。

 

しかししかし、今回の4ラウンド目では「Yoko」は自分の手札から無くなってしまいました。価値があがりまくった「Yoko」のカードを他のプレイヤーがここで出せば得点をごっそりといただけたわけです。ということは、このゲームでは1ラウンド目から4ラウンド目まで通したカード戦略が必要になります。

ただ相場を上げただけじゃ「しっかりと人の役に立ちました」ということにもなりかねません。4ラウンド目ではだいたいどれも価値が高くなっていきますから、4ラウンド目で逆転できるようにカードは残しておかなければいけないんです。

 

1ラウンド目で配られた手札を見て「4ラウンド目はこの画家で勝負」と決めて、1~3ラウンド目まででその画家の「今売れてる」を作って価値を上げていく、他のプレイヤーのカードを出させつつ、自分は手元にため込んでそして得点を稼ぐ。これが理想かも知れません。

 

そこにアクセントとなるのが5種類の特殊カードです。単純な効果ですが強力です。1番強いのはやっぱり2枚出しのカードですね。出しただけで流れを変えてしまうぐらい強烈なカードです。流れが決まると一気にラウンド終了にもなりかねないので、使いかたが微妙に難しいです。伏せるカードや全員同時出しも最後の最後までラウンドの順位がわからなくなるのでこれも面白いです。また全体的に特殊カードが少ないというのもいいですね。

 

肝心のゲームの出来ですが、今回のゲームは「カードを1枚か2枚出すだけ」という作業だけなので、そんなに難しくはありません。

1番はやっぱりこの得点計算の見やすさと画家の順位の変動のわかりやすさですね。カードを公開するたびに画家の順番が入れ替わります。やることは簡単ですが、この得点計算だけが独特で面倒くさかったので、この見やすさは素晴らしいです。

そして計算を自動でやってくれるようになったため、「モダンアート」から競りを抜いた「モダンアート・ザ・カードゲーム」、そこから計算までやってくれるこのゲーム。やることは「出すカードを考えるだけ」になっちゃいました。実にシンプルです。

 

Skotos Techはいくつかボードゲームのアプリを出していますが、これが1番わかりやすい感じで遊べるんじゃないかと思います。

 

ゲーム自体もサックリと終わるし、相場の流れや価値などがひと目でわかるので、初めての人でも本当に「相場を作っている」「競っている」というのを感じられると思います。

 

難点。毎度のことながらSkotos Techのゲームはホントに質素ですね。しかもどれもこれもみんな似たようなカードの使い回しで、ある意味尊敬します。いつも通り音楽は無いし、なんにもないです。

カードを出すだけなので複雑な操作はいりませんが、カードはいつものようにつかみづらいです。

それ以外は遊びやすくできていると思います。でもこれくらい簡単にできるのならオンライン対戦も出来そうですよね。ローカル対戦もないし、本体持ち替えの対戦もないです。CPU対戦のみです。

ゲームの難易度はそこそこありました。

元々のカードゲームもそうでしたが、やっぱりカード運に左右されるところはあります。特に特殊カードがかたよるとどうしてもキツくなります。そこは2枚出しカードは1人1枚ずつ配るとか、追加ルールをつけてくれてもよかった感じがします。

 

これでモダンアートの感じがつかめて面白そうだと思ったら、実際の「モダンアート」のほうも試してみてください。

 

絵画のカードを出して相場を作り得点を稼いでいくカードゲームです。おすすめ。

 

 

     

    Reiner-Knizias-Modern-Art-The-Card-Game100 

    ボードゲーム / カードゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー / おすすめ
    価格 / ¥360
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.00
    開発 / Skotos Tech

    iPhone、iPod touch および iPad 互換
    iOS 3.2 以降が必要

     

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