1318 Review twitter Follow me!RSS

Puzzle-App.com パズルゲームアプリのレビューサイト

starstarstarstarnone

Medici01

 

■ Medici for iPhone
イタリア商人となって商品を買いつけるボードゲーム。最後に所持金が1番多い人が勝ち。

 

イタリアの商人となって商品を買いつけるボードゲームです。Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)の傑作競りゲームの「メディチ/MEDICI」です。クニツィアは競りゲームをたくさん出しているのですが、その競りゲームの中でも3本の指に入るのがこのメディチです。ルールは非常にシンプルなんですが、競りの醍醐味がふんだんに散りばめられているゲームです。

 

メディチ-メディチ家というのはイタリアのルネッサンス期に、商人でありながら非常に強大な力を持つまでになった一族のことです。そして豊富な資金でレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロといった数々の有名な芸術家のパトロンになり、一族から枢機卿、ついに教皇を出すまでに繁栄しました。

 

そんなメディチを題材にした傑作競りゲーム「MEDICI」のiPhone / iPod touch / iPad版です。

Medici61 

Medici62

 

 

まずはNewGameを選択します。

Medici03

 

各船がプレイヤーになっています。ここでプレイする人数を決定します。プレイは3人~6人から選択できます。

Medici06 

 

各イラストをタップするとキャラクターを選ぶことが出来ます。イラストの下には星印がついていてAIのレベルが表示されています。

Medici05

 

キャラクターの横をタップするとプレイヤーかAIのCPUかを選択できます。

Medici06

 

名前の部分をタップすると好きな名前を入力して設定することが出来ます。

Medici07

 

3人でやってみましょう。

Medici08

 

これがゲーム画面になります。船に乗っているのがプレイヤーです。

Medici14

 

画面はこのようになっています。キャラクターの下にあるのがFlorins、所持金です。これがそのまま自分の得点になります。

右にあるのが積荷です。これを全プレイヤーで競り落とします。左にあるのは総獲得商品数になります。

Medici09

 

自分の番からです。

 

自分の番ですることは

 

・積荷を開く

・それを競りにかける

・パスか落札する

 

これだけです。簡単ですね。

 

とりあえず始めてみましょう。

Medici14

 

右にある積荷の中から好きなものをタップします。すると荷がほどかれて中央に表示されます。これは革でしょうか。

積荷は1~3個までなら好きな数を開くことが出来ます。

とりあえずこれを競りにかけることにしましょう。競りにかけるときはハンマーのアイコンをタップします。

Medici15

 

競りが始まりました。商品は中央の革が1つだけです。

競りの順番は、競りを始めた人(この場合は自分)の次の人から入札を始めます。つまりLorenzoから入札開始です。

Medici16

 

1巡して自分のところに戻ってきました。

Medici17

 

入札で自分の番になったら「Bid」「Pass」というのが表示されます。「Bid」は「入札」、「Pass」は「パス」です。

入札する場合は左側の矢印をタップして入札額を決定します。入札できる最低額は他のプレイヤーの最高入札額以上です。最高額は自分の所持金内です。

Medici10

 

相手が入札した額は各プレイヤーのところにBidとして数値が表示されています。今現在の入札価格はEleonoraの「2」ですね。もちろん数値をあげて高く入札することも出来ます。誰も入札しなかった場合は、商品は流れてこのゲームから除外されます。

Medici18

 

ここで注意点がひとつ。このMediciでの入札はすべて1巡で終わりです。

つまり、今回は自分が商品の革を競りにかけました。次のプレイヤー(Lorenzo)から入札を開始しました。全員が入札を終えたら最後に自分の入札の番になります。

ここで3で入札すれば最高額は自分ですから、この革は自分のものになります。パスをすれば最高額はEleonoraの2ですから、この革はEleonoraのものになります。

あくまで入札は1巡のみです。

Medici19

 

とりあえず落札してみましょう。落札すると商品を手に入れることが出来、その商品は自分の船に乗ります。

これで自分の番は終わりです。次のプレイヤーが積荷を開いて競りに掛けます。

Medici20

 

今、3回目のEleonoraの競りが始まっています。Eleonoraは積荷を3個開きました。先ほどの競りは革ひとつだけでしたが、今回は2種類の商品が3個です。

競りはこの商品を分割して落札するということはできません。ひとまとめの商品として競りにかかります。この場合は3個まとめての競りになります。

Medici22

 

自分で競りに掛けた商品をEleonoraが3つまとめて落札しました。積荷も増えていますね。

Medici23

 

Eleonoraが終わったので次は自分の番です。今度は積荷を3つ開いてみましょう。

Medici24

 

うまくばらけた感じでしょうか。

さて、商品を自分の船に乗せておくことが出来るのは5つまでです。それ以上の商品は落札することが出来ません。

ここでEleonoraの船を見てください。先ほど落札した商品が3つ乗っていますよね。つまり空きは2個です。

今競りにかかっている商品は3つあり、競りはつねにまとめての競りですから、この商品はEleonoraは落札することが出来ません。そういう場合は最初から入札に参加でなくなります。

つまり今回は自分とLorenzoだけで競りを行います。

Medici25

 

11支払ってこの3つを落札しました。

Medici26

 

こうやって競りを繰り返していき、1人をのぞくプレイヤーの船の商品が全て埋まったらそこで終了になります。

まだいっぱいになっていない最後の1人のプレイヤーはいっぱいになるまで商品を積みます。この代金は無料になります。

Medici28

 

そうして全てのプレイヤーが、船に5つの商品が積み終わったら1日目の決算に入ります。

Medici33

 

各商品の左下に数字がついているのにお気づきかと思います。商品は5種類あり、0、1、2、3、4、5、5の数字が書いてあります。これがその商品の価値になります。

自分が落札した商品の合計点がそれぞれの得点になります。

決算のとき、この合計得点の最も数字の大きいプレイヤーが30点。2位のプレイヤーが15点。3位のプレイヤーは0点を獲得します。

Medici11

 

その得点計算が済んだら、次は商品ごとのポイント計算に入ります。ここでやっと左側の総獲得商品数のボードが動きます。各商品を持っている数だけコマが中央に向かって動いていきます。

Medici35

 

下の色は商品別です。コマの色はそれぞれのプレイヤーに対応しています。

各商品を1番持っているプレイヤーに10点。2位のプレイヤーには5点がボーナスとして入ります。これは5種類の商品全てで計算されます。

Medici12

 

最終計算が終わりました。

Medici36

 

見ての通りこの商品の1番たくさん落札したEleonoraが10ポイントのボーナス。2番目に持っていた自分が5ポイントのボーナスです。各商品ごとにそれぞれのボーナスが加算されています。

Medici13

 

1番左にある船は獲得した商品の合計ボーナスの加算点です。

でも良くみてみると22と22の同数が入っていますよね。

1番数値の大きいプレイヤーが30点。2位のプレイヤーが15点。3位のプレイヤーは0点でしたが、LorenzoとEleonoraが14点で同数でした。

こういう場合は、1位の30と2位の15を足して45にしてそれを2人で分けます。端数は切り捨てです。ですからここは22点ずつ入ったことになります。これは2位、3位の場合も各商品のボーナスの場合も同様の計算がされます。

Medici36

 

計算が終わると2日目に入ります。見ての通り得点はそのまま所持金になりますから、得たボーナス得点分増えて、所持金に差が出てしまっています。これにより入札も楽になるというわけです。

2日目からは1番財産の少ない人からスタートします。

Medici37

 

最初からいい感じの商品を開きました。なんとしてもこれは落札しましょう。

Medici38

 

最後の自分の番で16で入札してゲットです。このようにたくさん所持金があっても完璧に落札できるというわけではないのです。もちろんここで48とかで入札されたら手も足も出ないのですが、そんなに高値で落札することはまずないでしょう。

Medici39

 

自分の2日目の落札は終わりました。もう船には商品が乗りません。でも3種類で絞り、総価値も18となかなかのものではないでしょうか。所持金はかなり減ってしまいましたけれども。落札できなくなったらゲームから外れます。

Medici43

 

2日目が終了。この日はなんとか2位を獲得できました。

Medici45

 

3日目開始です。ゲームは3日間の総得点で勝者が決まります。つまりこれが最終日です。ぶっちぎりのビリです。

同じ商品が3つも出ました!これは必ず落札しなければ!

Medici46

Medici47

 

何とか落札成功です。実は各商品のボーナスでは5個以上獲得すると5点、10点、20点のボーナスがさらに貰えます。これを何とか狙っているわけです。

Medici48

 

こういうメディチ家の紋章のマークが出ることがあります。これはそのまま10の価値があります。是非とも取りたいですね。

Medici49

 

なんとか同じ商品を4つ獲得しました。でもあまりに散財しすぎました。

Medici52

 

最終決算終了です。

Medici55

 

Lorenzoの勝利です。

このように商品の競りを繰り返し、総得点を競うゲームです。

Medici56

 

プレイヤーは6人まで追加できます。各プレイヤーを人間にすることで、友達との本体を持ち替えてのプレイも可能です。

Medici58 

Medici60

Medici02

 

まとめ。

 

自分の番ですること。

 

・積荷を開く(1~3この間で好きなだけ)。

・それを競りにかける

・パスか落札をする

 

相手の番ですること。

 

・商品を落札する。

 

補足

決算の時の総得点のボーナスはプレイ人数で変わります。

・3人の場合は1位が30点、2位が15点、3位は0点。
・4人の場合は1位が30点、2位が20点、3位は10点、4位は0点。
・5人の場合は1位が30点、2位が20点、3位は10点、4位は5点、5位は0点。
・6人の場合は1位が30点、2位が20点、3位は10点、4位は10点、5位が5点、6位が0点。

 

 

商人となって商品を買いつけるボードゲームです。

さすがはクニツィア。やることは至ってシンプルなんですが、競りの醍醐味を味わえる素晴らしいゲームです。

 

あまり余計な要素を加えずにとにかく「競り」という1点に絞ったようなゲームです。得点がそのままお金になっているのも非常にわかりやすいです。

そして自分で開くことの出来る商品の数が1つから3つまでと選ぶことが出来る点が面白いです。そこである程度のコントロールが出来ます。もちろん積荷を開く運も大事ですけれども。この開く瞬間が結構ドキドキします。

 

開いて3つで競るか、やめておくか、商品を落札するか、でも手持ちのお金も心許ない。商品の種類を集めに行くか、それとも価値のある商品を取って総得点を取りにいくか、でもいい商品が競りにかからなければそれもムリ。余分な商品を取って船をいっぱいにしたくはない。欲しい商品が出てきたときに落札できない何てツラすぎる。そんなこといってたら商品を落札なんてできやしない。

ジレンマと戦術と、商品をめくる運と、もういろんなものが絡んでどうやって勝てばいいんでしょう?

いやもうホントに勝てないんですよ。お金使い過ぎちゃってるからでしょうか?でもお金使わないと落札できないじゃないですか。必勝法を教えて欲しいです。小さいコツみたいなのはやっぱり商品の種類を絞ることでしょうか。それくらいしか思いつきません。

 

そして何よりこのゲーム、非常に先が読みづらいです。この商品の全体の価値や相場というところがどうにもつかみにくく、他のプレイヤーがいきなり高額をつけて「え、そんな高いの?」とか思ってしまうこともしばしば。

 

なんともこうジリジリとして負けていくというゲームです、

 

グラフィックはとてもいい感じです。積荷をタップして開いて競りにかけ、それを船に乗せるというのがとてもわかりやすいです。全体的に雰囲気もあって非常に楽しめます。

AIの難易度をキャラクターによって選べると言うところも素晴らしい。最弱でも勝てませんけどね。

 

もっともこのゲームで面倒くさいところが得点計算なわけですが、その部分を勝手にやってくれるのはやっぱりありがたいです。

 

難点。バグがあります。ゲーム自体に影響があるわけではありませんが、ゲーム終了後、再度ゲームを始めようとすると反応しなくなります。要アップデートです。

最初からiPad版を想定しているからなのか、とにかく字が小さくて読みづらいです。最終得点の計算なんて、小さくて見えません。せめて1位とかを、太字にしたり縁取りしたり、もしくは背景の半透明をやめれば見えるんですけどね。

こんなことを言っては何ですが、心理戦が最重要な競りゲームはCPU戦には合わないかもしれませんね。なにせハッタリが効きませんから。ネット対戦か、ローカル対戦が欲しいところです。

 

ちなみにCodito Development Inc.が今後リリース予定としているボードゲームは

Reiner Knizia – 「Ra」

Wolfgang Kramer – 「Tikal」

Reiner Knizia – 「Tigris & Euphrates」

Ragnar Brothers – 「Brief History of the World」

Uwe Rosenberg – 「Le Havre」

Martin Wallace – 「Age of Industry」

Wolfgang Kramer – 「El Grande」

です。

最初は適当なこと言ってるのだろうと思ってましたが、ちゃんとMediciが発売されたのでこれは期待できますね。

 

単純ながら競りを十分に楽しめるゲームです。おすすめ。

 

 

     

    Medici 

    ボードゲーム / 対戦思考ゲーム / ストラテジー / おすすめ
    価格 / ¥360
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.0
    開発 / Codito Development Inc.

    iPhone、iPod touch および iPad 互換
    iOS 3.0 以降が必要

     

    Medici for iPhone
    AppStoreへ

     

    Reiner Knizia’s Medici HD (iPad)
    AppStoreへ

     

  • Ra (designed by Reiner Knizia)
  • Le Havre (The Harbor)
  • Reiner Knizia’s Tigris & Euphrates
  • Tikal
  • Battleline – A Reiner Knizia game

One Response to “Medici for iPhone”

  1. […] This post was mentioned on Twitter by 佐倉千歳 and Osafune(kikuichi@XB), Puzzle-App.com. Puzzle-App.com said: Medici for iPhone イタリアの商人となって商品を買いつけるボードゲームです。ライナー・クニツィアの […]

PAGE TOP ↑