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■ Reiner Knizia’s High Society
競りを繰り返し肩書きや贅沢品を手に入れていくカードゲーム。たくさん得点を取った人が勝ち。

 

競りを繰り返し肩書きや贅沢品を手に入れていくカードゲームです。手持ちのお金を使って贅沢品カードを落札していきます。お金には限りがありますし相手もいますから全部落札できるとは限りません。ゲーム終了時に得点が1番高い人が勝ちになります。

 

競りゲームといえばクニツィア。単純なルールながらジレンマがうまく絡み合う、Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)の傑作競りゲーム「High Society / ハイソサエティ」。そのiPhone / iPod toucn / iPad版です。

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ゲームスタートです。1番下が自分のお金カードです。上、右、左は相手のお金カードです。中央の左が山札で、右の5と書かれているカードが入札する贅沢品カードです。

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自分の番ですることは

 

・入札をする

・降りる

 

のどちらかです。

 

自分のお金カードをタップすると広がります。お金カードは11枚です。「1、2、3、4、6、8、10、12、15、20、25」です。単位は百万ドルです。このお金カードは全員同じカードを持っています。

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中央の贅沢品カードに入札を開始します。お金カードをタップすると入札するお金カードを選択することが出来ます。いま6を選びましたので「Current Bid:$6」になっています。

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お金カードは1度に何枚でも好きなだけ入札することが出来ます。入札額が決まったら中央の「BID」をタップし決定します。

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とりあえず$6で入札してみました。自分の番が終わると次は相手の番になります。時計回りの順番でそれぞれのプレイヤーが入札をしていきます。左のプレイヤーが$7で入札しましたね。

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全員の入札が終わって、また自分の番が回ってきました。入札価格はすでに$10になっています。

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ここでさらに上乗せして入札することが出来ます。手持ちのお金カードをタップして開きます。

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上乗せするお金カードを選択します。$4を上乗せしてみると「Total Bid: $10」になってます。今の価格はすでに$10ですから同額ではダメです。

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$8だと合計$14になりますが、5の贅沢品カードに$14じゃちょっと高すぎる感じです。

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そこで$1と$4の2枚を出して、合計$11にして「BID」してみます。

ここでポイントとなるのは「お金カードは両替はできない」ということです。ハイソサエティな人たちは両替などというみっともないことはしません。

すでに出している$6カードを手札に引っ込めて、新たに$10と$1で$11として出す、という入札は出来ないわけです。

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入札額が決まったら「BID」をタップして確定します。$11にしたら左のプレイヤーがパスをして降りました。

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1人以外のプレイヤーが全てパスをして降りると落札です。先ほど入札した5の贅沢品カードは自分のものになりました。左下に「Score: 5」になっています。これが自分の得点になります。

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手持ちのお金カードを見てみると入札した額がなくなっています。降りたプレイヤーが入札行動で提示したお金カードは手元に戻されます。つまり今現在減っているのは自分だけということになります。

これが入札の一連の流れです。

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山札にある贅沢品カードは以下の1から10までの10枚になります。

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入札が終われば、新たに山札からカードが1枚めくられます。先ほどと同様にこの贅沢品カードに入札していきます。

入札額は$3でスタートしましたが、一巡して$8になりました。高いと思ったら降りましょう。降りるときは「PASS」をタップします。

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パスをして降りると$3が手元に戻りました。あとは残りのプレイヤーで落札者を決めます。

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次にめくられたカードは肩書きカードです。左上に「2x」と書かれています。これは手持ちの贅沢品を2倍にします。

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なんとしても落札したいですね。今$4ですからとりあえず$8で入札しましょう。

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1人は降りました。落札金額は$14になっています。

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ここからがクニツィアらしいジレンマの始まりです。

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先ほど書いたとおり、入札したお金カードは両替できず、手札に戻すことは出来ません。

現在$14ですから少額の$2と$3を出しても$13で届きません。

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ということは最低でも$10のお金カードを出さなければいけなくなります。

このように最初に小額のお金カードを出してしまうと、その後に上乗せする額の微調整が出来なくなって苦しむことになります。これなら最初に$15出していれば安くすんだはずですが、最初からそんなことわかるわけもありません。難しいところですね。

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肩書きカードは以下の3枚です。

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これは泥棒カードです。カードは贅沢品カードや肩書きカードのようにプラスになるものの他にマイナスに働くカードがあります。それがこの不幸カードです。

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この不幸カードの場合も贅沢品カードや肩書きカードと同様に入札していきます。しかし、決定方法に違いがあります。プレイヤーが次々と入札をして金額があがっていきますが、この不幸カードは最初にパスをした人が引き取ることになります。そしてパスをしなかったプレイヤーの入札したお金カードは返ってきません。

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$10になったところで左のプレイヤーがパスをして泥棒カードを引き取ることになりました。パスをして引き取ったプレイヤーは不幸カードの罰を受けます。泥棒カードは落札した贅沢品カードを1枚失います。

パスをしなかった他のプレイヤーは入札に使った金額、$4、$7、$10を失います。これなら引き取った方が安くすんだんじゃないかと思えますが、せっかくの5点の贅沢品カードを失うわけにはいきません。

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不幸カードは以下の3枚です。

左がスキャンダルカード。手持ちの贅沢品カードの総得点から-5点されます。

中央が泥棒カード。手持ちの贅沢品カードを1枚失います。贅沢品カードを持っていない場合は、最初に手に入れた贅沢品カードを失います。

右が火災カード。手持ちの総得点が1/2になります。

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今度の贅沢品は7点の競馬レースですね。$3を上乗せしても届かないし、かといって$12を乗せるのもちょっと高額になりすぎてしまうし。降りましょう。自分の手持ちのお金と得点を頭に入れて行動しましょう。

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さて、ゲーム終了についてです。High Societyは入札を繰り返して合計得点を競います。しかしゲーム終了は山札が無くなったときではありません。

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ここで山札をタップしてみますと、内訳が表示されます。残り6枚で、赤のカードが1枚と表示されています。赤のカードとはこのX2などの枠が赤いカードになります。

赤のカードは全部で4枚あり、4枚目がめくられた瞬間にゲーム終了になります。

つまりこの状態はあと6回の入札が行われますが、残りの赤い枠のカードは1枚だけですから、いつゲーム終了になるかわからないということになります。

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赤い枠のカードは以下の4枚です。

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ゲーム終了を見越しながらなるべく高得点になるように稼いでいきます。

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そしてラスト1枚です。なんと1番最後が赤い枠のカードでした。これがめくられてゲーム終了です。

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得点計算が行われ、優勝は右のプレイヤーのDanの36点でした。

これを見ると「あれ、おかしいな?」と思う人もいるでしょう。

右のDanは「((1+3+10)-5)x2x2」で36点です。しかし上のVernは「(4+6+8+9)x2」で54点のはずです。でも点数が消えていますね。

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ここがHigh Societyの最大のポイントです。

ゲーム中に使用した金額を見てみましょう。Danは残り$45なのに対し、Vernは残り$25でVernが1番入札でお金を使っています。

このHigh Societyではゲーム中に「最もお金を使用した人」は最後に除外され負けになります。High Societyには成金はいらないのです。

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お金をなるべく使わずに高得点を狙いましょう!

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オプション画面。

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プレイ人数の設定。

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対戦相手の難易度。

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カードの色の設定。

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スコアの保存。

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まとめ。

 

入札するカードは

・「贅沢品カード」 1から10の10枚。

・「肩書きカード」 3枚。

・「不幸カード」 3枚。

 

計16枚です。

 

自分の番ですること

・めくられたカードに対して手持ちのお金カードを使い入札する。

・パスをして降りる。

 

のどちらかです。

 

入札時の注意

・入札は前プレイヤーより上の金額で入札する。

・続けて入札金額を上乗せする場合、場に出したカードを手元に戻すことは出来ない。

・パスをすると入札に使用したお金カードは全て戻ってくる。

 

不幸カード

・贅沢品カードと同様に入札をするが、最初にパスをした人がその不幸カードを引き取る。

・他のプレイヤーが入札に使用したお金カードは没収される。

・不幸カードを引き取ったプレイヤーが入札に使用したお金カードは手元に戻る。

 

ゲームの終了

・赤い枠のカードが4枚めくられた時点で即終了。

 

得点計算

・手持ちの贅沢品カードの数字の合計が得点になる。

・肩書きカードで贅沢品カードの得点が倍になる。2枚持っていればx2x2で4倍になる。

・不幸カードの-5や1/2は総得点にかかる。

・ゲーム終了時、手持ちの金額が1番少なかったプレイヤー(つまりたくさんお金を使った)は即座に負けになる。

 

 

競りを繰り返して肩書きや贅沢品を手に入れていくカードゲームです。さすが傑作と名高い「ハイソサエティ」です。

 

競りゲームは難しいといわれていますが、これはとてもシンプルでルールもわかりやすくできています。Reiner Knizia’s Moneyはちょっとややこしい部分もあるのですが、このハイソサエティは入札していくだけですので単純明快です。大きい金額を出した人が取るわけですかね。

しかし、その単純なゲームがいくつかのルールによって、とてつもなくジレンマを感じるようになっています。

 

まずは入札時に両替が出来ないことです。入札で最初に少額のカードを使ってしまうとあとで微調整ができなくなります。1回の入札でもそうですが、ゲームを通してでも最後の方で少額カードがないと勝負をかけることも出来ません。

実はこのゲーム、思ったよりも少額カードがとても重要なのです。

 

次に4枚の赤枠のカードでゲーム終了という点です。これによりゲーム終了時点が予測できません。極端な話で言えば最初の4枚で終わる可能性だってあるんです。ゲーム終了は突然やってくるので、様子見なんてしていてはダメです。長期戦略もできません。常にトップにいるような感じでプレイしないと負けてしまいます。

 

そして最大のジレンマは「もっともお金を使った人が負け」というルールです。これが強烈ですね。

このルールがあるおかげで全てのプレイにジレンマが発生します。上の小額カードの重要性もこれがあるからです。無駄なお金は使えないのです。1回の競りで手が止まってしまうのもこのルールのせいです。消極的なパスをして降りてしまうのもこのルールのせいです。

だからと言って消極的なプレイをしていたらゲームは突然終了してしまいます。

 

この3つのルールが実にうまく絡みあっています。

 

でもやりようによってはこのルールを逆手にとって、相手にお金をなるべく使わせることも可能です。競りというのはそういう要素もありますよね。

点数の高い贅沢品カードにそこその値段でふっかけて、あとで降りてしまったり、または泥棒カードを取るために小さい数字の贅沢品を手に入れておいたり。細かな駆け引きが重要です。

 

さらにマイナス要素の逆競りが強烈です。お金を使わないことが重要なゲームでカードを取らないためにお金を出していくというこの緊張感。1枚ずつ上乗せしていくたびに胃が痛くなってきます。しかも1人を除いて全部没収。いくらマイナスとはいえこれはかなりキツイです。

 

大体は$10から$15くらいがカードの相場でしょうか。カードのポイントにもよりますけれども。$25のカードはほとんど使用しないでしょう。リスクが大きすぎます。

全体的な総得点も15から20点くらい?で落ち着きます。あとは終了時の備えなどをしていれば勝てるのではないかと思います。

 

ゲームのグラフィックはほぼReiner Knizia’s Moneyと同じです。操作も悪くないです。BGMはありません。

 

いつでもどこでもHigh Societyが遊べるのはいいですね。

 

難点。ゲーム内容が競りなので人を選びます。競りのゲームとしてはすごくわかりやすい方だと思いますが、こういうゲームが合わない人ももちろんいると思います。

こういうタイプの競りゲームはやっぱり対人戦じゃないと醍醐味は減少します。そういう意味からいってもネット対戦、ローカル対戦があればいいなと思います。 特にCarcassonneの強烈な完成度を見た後だとどうしても。

Reiner Knizia’s Moneyを流用したからだと思いますが、 $10とか$25とかの表示は直した方がいいのではないでしょうか。なんか貧乏くさく感じます。

 

ジレンマで胃がきりきりと痛くなるような競りゲームです。おすすめ。

 

 

     

    Reiner-Knizias-High-Society 

    ボードゲーム / カードゲーム / 対戦思考ゲーム / おすすめ
    価格 / ¥360
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.00(iOS 4.0 テスト済み)
    開発 / Skotos Tech

    iPhone、iPod touch および iPad 互換
    iOS 3.1.3 以降が必要

     

    Reiner Knizia’s High Society
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One Response to “Reiner Knizia’s High Society”

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