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Mu01

 

■ Mü
カードを出して取り合うカードゲーム。得点をたくさん取った人が勝ち。

 

カードを出して取り合っていくカードゲームです。これは日本ではまだまだなじみの薄い「トリックテイキングゲーム」というカードゲームです。海外でカードゲームといえば大半はこれになります。ハートとかブリッジとかスペードとか聞いたことがあると思います。DSの「誰でもアソビ大全」にもいくつか収録されていましたね。日本だと「ナポレオン」が有名です。

このMüはドイツ年間ゲーム大賞にノミネートもされました。

 

まず、トリックテイキングゲームとはどんなものか簡単に説明します。

実はこれが非常にわかりにくいのです。わかりにくいというのは難しいということではなく、理解ができないのです。トリックテイキング自体は難しいものではないのですが、プレイしたことがない人からすればなんでそんなプレイをするのか?が理解できないんですね。取っつきにくいと言われるのはここらあたりが原因ではないかと思っています。

トリックテイキングと言ったところでこんなのはただのルールですから、こんな風にして遊ぶんだ、という感じで軽く考えていただければいいんじゃないかと思います。

 

 

トリックテイキングゲームは

 

・まずカードを配ります。

・カードを順番に出します。

・そのカードの中で勝敗を決めます。

・勝った人がそのカードを取ります。

・手持ちのカードが無くなるまで繰り返します。

・取ったカードで勝敗を決めます

 

これだけです。

 

「カードの中で勝敗を決めます」の部分が「トリック」で「勝った人がそのカードを取ります」が「テイキング」ということです。

 

プレイの流れ的にいうと大富豪ともよく似ています。

大富豪では「カードの中で勝敗を決めます」は、誰かがカードを出すことが出来なくなるまで続きますが、トリックテイキングではプレイヤーが1巡して終わりです。

大富豪では「勝った人がそのカードを取ります」は無く、出したカードは流れておしまいです。そして手札を最初に無くした人が勝ちです。トリックテイキングでは1巡して終わりなので全員同時にカードは終わります。そして取ったカードによって勝敗を決めるわけです。

 

この「カードを順番に出します」「そのカードの中で勝敗を決めます」「取ったカードで勝敗を決めます」の部分のルールに色んなヴァリエーションが存在し、多種多様なトリックテイキングゲームがあります。

大体のトリックテイキングゲームは、始める前にカードの「切り札」を決めたり、その「切り札」を決める「親」を決めたり、または「チーム戦」をしたりと、より戦略的な感じになっています。

しかしどんなルールであろうと、みんなでカードを出して、カードを取って、取ったカードで勝負を決める、という流れは変わりません。それだけ覚えておけばいいと思います。

 

 

まずゲームが始まるとオークションというのが始まります。これは「親決め」ですね。chiefというのが親です。

Mu03

 

オークションは自分の手札をさらして決めていきます。1番カードの枚数をさらした人が親になります。上のBeckyが1枚出して、隣のChrisが2枚出したので今は親の権利を持っているのはChrisです。下にあるのが自分の手札です。

Mu03 Mu04 

 

ここで自分も参加してみましょう。下のカードをスライドさせて選んでからカードの上の矢印をタップします。これはどのカードでも構いません。選ぶとカードが1枚前に出ます。これでよければ隣のAlexの横にある矢印の所をタップします。

Mu05 Mu06

 

隣のAlexが1枚、上のBeckyが2枚上乗せし、3枚出してきました。こちらは4枚出してみましょう。4枚出したので自分が親の権利を持ちました。カードを出さない場合はpassをします。そのまま隣のプレイヤーの横にある矢印をタップすればpassになります。親が決まるのは全員がpassを選択したときです。

Mu07 Mu08

 

オークション(親決め)が終了しました。4枚の手をさらした自分が親です。親になるとこのゲームの「切り札」を決めることが出来ます。「切り札」はあとで説明しますが、勝負をする際に1番強い色になります。

Choose Trumpというところで切り札を選びます。これは自分のさらした手札からしか選ぶことは出来ません。色か、数字か、または切り札なしか。ここでは赤いカードを切り札に選んでみます。Trumpというのは切り札という意味です。

Mu09

 

切り札を選んだら、次は自分のパートナーを選ぶことが出来ます。パートナーは自分の味方になります。このゲームはチーム戦で行います。矢印の出ている人のどちらかから選びましょう。

Mu10

 

Chrisをパートナーに選びました。このゲームは親である自分とパートナーのChrisチーム。ViceであるBeckyとAlexチームに分かれて戦います。

 

これでこのゲームでのルールと切り札、親とパートナーが決まりました。

上の文字を見てください。4 bidというのは「親は4枚のカードをさらした」という意味です。

red/blueというのは切り札です。redはさっき自分が決めた切り札です。1番強い色ですね。blueは2番目に強い切り札です。これは誰が決めたかというとviceが決めました。viceはオークション(親決め)のとき2番目になった人です。ですからこの場合向かいのbeckyがviceになっています。viceになった人は親のパートナーにはなれません。

Mu11

 

さて4bidの横に(36)とありますね。これが親とパートナーが取らなければいけない点数です。親になって切り札とパートナーを決めることが出来る権利と引き替えに、親とパートナーはこのゲーム中に一定以上の点を取らなければいけないのです。

このゲームでは4人プレイです。下の表を見ますと4人で4bidですから36点。

この36点を親とパートナーが取らないと、このゲームは親とパートナーチームの負けになります。親決めでたくさんカードをさらせば、もちろん親になる確率は高くなりますが、獲得しなければいけない目標点数のハードルもあがるというわけです。

Mu12

 

これが全カードです。5色のカードに0から9までの数字。1と7だけは2枚ずつあります。それぞれのカードの数字の下に小さい三角がついているのがわかりますか?これが得点です。

つまり7を1枚取れば2点が入り、5を1枚取れば1点が入ります。

Mu26 Mu27

 

 

オークション(親決め)が終わったので、実際のゲームをスタートさせましょう。

 

まずは親からカードを出します。トリックでは最初にカードを出した人と同じ色のカードしか出すことは出来ません。

こちらは黄色の3を出しました。プレイは常に時計回りです。次のAlexが黄色の0、Beckyが黄色の9、Chrisが黄色の8を出しました。Beckyが1番大きい数字の9ですので、Beckyがこの4枚のカードを全部取ります。全部取ってカードについている三角の数を数えると3に1つ、0に1つ、9には無くて、8に1つ。合計3点でBeckyはこのトリックで3点を獲得したことになります。

 

トリックですることはこれだけです。簡単でしょ?

みんながカードを出し、そのカードの中で1番強いカードを出した人が出ているカードを全部取る。

最初に出す人はカードの色を強制できますが、次の人はそのカードより大きい数字を出せばそれらのカードを取るチャンスも生まれるというわけです。

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Beckyがカードを取ったので、次はBeckyからカードを出します。Beckyは緑の7を出しましたので、このトリックでは緑のカードしか出すことは出来ません。自分のカードの中から0か2か7のどれかを出します。beckyが7を出していてパートナーのChrisは緑の6。こちらの手元には最高でも7です。同数の場合は先に出した方が勝ちです。7の2点をあげるのはもったいないので、0を出してやりすごしましょう。

その後Alexが8を出したのでAlexが全て取ることになりました。Alexは7の2点、6の2点、0の1点、8の1点で合計6点取りました。

Mu16 Mu17

 

さて先ほどまでは色が強制されていましたが、ではその色のカードを持っていなかった場合はどうなるでしょうか?

ここで切り札の登場です。

Beckyが黄色の4を出しました。しかしこちらは黄色を持っていません。指定された色(今回は黄色)のカードを持っていない場合は、手元のどのカードでも出すことができます。そこで切り札である赤の1を出してみました。次のAlexは黄色を持っていたので黄色のカードを出しています。

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赤が切り札ですのでカードをすべて取りました。合計2点です。パートナーのChrisも黄色を持っていなかったようですね。切り札の青のカードを出していました。しかしこちらが赤の切り札を出したので、切り札の順位によってこちらがカードを取ります。もしここで自分も黄色を出していたら、青の切り札を出したChrisがカードを取ることになります。切り札は他の数字には関係なく勝利します

Mu20

 

全員が黒を出していますが青の切り札を出したので自分がカードを取ります。複数の人が同じ色の切り札を出した場合、切り札の数字が大きい人が勝ちます。

Mu21 Mu22

 

手持ちのカードが無くなればこのゲームは終了です。取った得点は自分が22点。パートナーのChrisは0点。ViceであるBeckyは17点。Alexは21点です。取った得点がそれぞれ自分の点になり、そこのチームとしての成功ボーナスが加算されています。

Mu23

 

これが加算されるボーナス点です。上の表が目標点数を取った場合です。Colorと書いてあるのは指定した切り札が色だった場合です。

例えば4枚さらして親になり、色のカードを切り札に指定して、目標点数をクリアしたとします。左のcolorの所の4の数字の下のボーナスを見ると40点になっています。つまり目標点数をクリアすれば+40点されるということです。数字の切り札の場合は枚数につくボーナスはさらに高くなっています。1と7だけが低いのは枚数が多いからです。

そして目標点数獲得に失敗した場合は、親はさらした枚数1枚につき-10点。パートナーは0点。対戦相手は親がさらした枚数1枚につき+5点されます。

Mu13

 

さきほどの結果の点を見ますと、自分は22点獲得。しかし自分とパートナーの合計点は22+0=22で目標点数の36点には届きませんでした。

目標点数に届かなかったため、1枚につき-10のペナルティ、つまり4枚さらしたので-40点され、22-40=-18点です。パートナーのChrisは0点獲得。目標点数獲得に失敗したのでボーナスはなし、で0点です。

ViceであるBeckyは17点獲得。親チームの点数獲得阻止成功でさらしたカード1枚につき+5のボーナス、つまり+20点され、17+20=37点。

Alexは21点獲得。同じく獲得阻止成功で、1枚につき+5のボーナスで+20され21+20=41点、というわけです。

Mu23

 

1つのトリックが終わればまたオークション(親決め)から始めます。これを繰り返し、1番最初に500点に到達した人が勝ちです。

Mu24 Mu25

 

自分が親になるだけではなく、相手にパートナーとして指名されることもあります。向かいのBeckyが親で自分がパートナーです。Beckyは赤い9を出してきました。まだ序盤で確実に全員赤を出さざるを得ないですので、得点を取らせるようにこちらは6や7のカードをわざと出します。

Mu31 Mu32

 

これで親のBeckyに2点が入りました。こうやって自分のチームが勝つように得点を重ねていきます。

Mu33

 

今度はChrisが青の9を出してどうやらこのトリックは取りそうです。対戦チームに得点はやれないので、なんの点もついていない青の1を出してやり過ごします。

Mu34 Mu35

 

親が切り札を出してきました。これまた得点を重ねるようにわざと7を出してあげます。

Mu36 Mu37

 

これで目標到達してボーナスの+30点をもらいました。ふたりの合計36点で実はギリギリでしたね。

Mu38

 

これが途中経過の得点です。CがChiefで親。PがPartner。VがViceです。

1試合目はBeckyが親でAlexがpartner。獲得防衛成功で自分が+15点プラス。2試合目はBeckyが親で自分がpartner。目標点数獲得で+30点のボーナス。うまい具合に立ち回った自分が得点を伸ばしているという表です。

これは本体を右に傾けると出てきます。先ほどあった得点表は左に傾けると出てきます。

Mu39

 

本体をシェイクするとTipsが出てきます。全部英語ですが。

Mu30

 

ゲームは最初に遊ぶ人数を選びます。

Mu02 Mu42

 

5人、6人だと妨害チームが多くなるし、手札の少なくなるので1番面白いでしょうね。5人がオススメです。

Mu40 Mu41

 

設定を非常に細かくできてかなりいいです。チュートリアルやルールもちゃんと書いてあって遊びやすいです。これまた全部英語ですが。

Mu28 Mu29 

 

 

このMüはまさにトリックテイキングゲームをするためだけに作られたカードゲームです。トリックテイキングゲームのなかではNo1じゃないでしょうか。

 

正しく言えば最初にカードを出すことをリードといい、同じ色を出すことをフォローといい、同じ色のことをスートといい、ということなのでしょうが、それを言い出すとわけがわからなくなるんですよね。例として出した大富豪もトリックテイキングゲームとは全然違います。そういう正しい言い方とか正しい分類というのを知りたい人はネットでお調べください。

 

このカードゲームの場合は

まずオークション(親決め)で、カードをさらして親を決める

親がさらしたカードの枚数によって獲得目標点数が決まる。

親はそのゲーム中の切り札と、自分のパートナーを決める。

ゲーム中は親とパートナーは協力し合って目標点数に届くようにカードを出して取っていく。

それ以外のプレイヤーは目標点数に届かないように妨害していく。

結果によってそれぞれのプレイヤーの得点が決まる。

繰り返して500点になった人が勝ち。

こういうことですね。

 

親になりたくてオークションでカードをたくさんさらせば目標点数があがってしまいます。だから少ないカードで親になるように駆け引きをします。全てのカードの総得点は60点です。4人プレイで1枚さらしただけですでに目標点数は30点で半分は取らなければいけないですから厳しいと言えば厳しいですね。

しかし同じ色のカードがたくさん手にある場合はなんとか親になってそれらのカードを切り札にしたいところですよね。

他の人はそのあたりを見て親になる人の得点ハードルを上げるべく、ハッタリを仕掛けてみたりします。ハッタリが失敗して親になっちゃった人にパートナーになんか指名されたら悲惨ですよ。

 

ゲーム中では現在の各得点数は表示されません。トリックテイキングゲームには出されたカードや得点を覚えていくというカウンティングという能力が重要です。

今、あのカードは何枚出て残り何枚あるからこれを出せば必ず勝てるはず、という読みが必要になります。そのため最初のオークションで強い手札をさらせば相手に情報を与えることになるので、ここでも駆け引きがおきます。しかし逆にプレイ中ずっとさらされている手札も、それ自体が相手に対するプレッシャーにもなるというわけです。

 

チームとしての主戦術は親チームは互いに点を取り、目標点を越えるようにプレイします。そのほかのプレイヤーはとにかく邪魔をします。

パートナーになった場合「親に得点を取らせるように出すといい」といった説明をしましたが、実際はあまりやらないほうがいいでしょう。理由は、このゲームの場合獲得した三角形の得点がそのまま自分の得点になっているからです。つまりプレイの仕方によっては親より点数が上にいる可能性ものあるのです。このあたりも駆け引きですね。

 

2位との点数が拮抗しているときなどは、オークション(親決め)の場面で親を取り、2位のプレイヤーをパートナーにしてしまうという手もあります。そうすれば勝っても両方にボーナスが入るので大差はつきません。

それならば、と2位のプレイヤーはパートナーを避けるため、オークションで2位になりViceになってしまいます。そうすれば第2切り札を決めることも出来ますし、親からプレイヤーの指名を受けることもありません。

 

ですが、パートナーとなって得点を取りつつ目標点数に届かない、といったプレイを狙うことも出来ます。もし点数獲得に失敗したらパートナーにはボーナス点は入りませんが、親は点数を引かれてしまいますので。

 

こうやってみるとあらゆる場面で、駆け引きがおきて胃がギリギリしそうなくらいうまく出来ていますね。

切り札が複数存在したり、プレイするたびに変わるパートナー。カードゲームで人気があるのがわかる気がします。

 

 

ゲームはとても丁寧に出来ています。チュートリアルやルールまで細かく書いてあるし、オプションも充実しています。実際のプレイでは面倒くさい点数計算も自動でやってくれますし、プレイの流れがよくわからないという人のためにオートプレイまで存在します。また画面の右上のルーペを押すと前のトリックを見ることが出来ます。本体を傾けて得点表が出てくるのは面白いですね。CPUの難易度も変えられて良いです。

 

難点。カードが小さくて選択しづらい。カードの三角が小さくて見づらい(ちなみに画面を長押しすると拡大ルーペがでます)。passをするときのボタンをもっとわかりやすくつけて欲しかった。音がまったく無いので寂しい。CPUの難易度を上げると長考しはじめ、途端にテンポが悪くなる。

 

全体的には難しい方のトリックテイキングゲームに入ると思います。ですがトリックテイキングはハマるとやめられなくなるゲームです。おすすめ。

 

 

ゲームファーム-ゲームルール紹介 トリックテイキングゲームのルール

 

 

     

    mu 

    カードゲーム / 対戦思考ゲーム / おすすめ
    価格 / ¥360
    カテゴリ / ゲーム
    バージョン / 1.1
    開発 / House Full of Games

    iPhone および iPod touch 互換
    iPhone OS 3.0 以降が必要

     


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